事故車に乗り続けると、どんなリスクがあるの?
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、事故車に乗り続けるリスクが分かります。
事故で壊れてしまったクルマは、
- 修理して乗り続ける
- 買取業者に売却する
- 思い切って廃車にしてしまう
という3つ選択肢から、今後どうするか決める必要があります。
修理に出せば、愛車の見た目は事故前と一見何も変わらない状態になるかもしれません。
でも、事故の程度によっては、修理して乗り続けることがリスクになる場合もあります。
今回は、事故車に乗り続けるリスクについて詳しく解説します。
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事故車とは
事故車とは、文字通り事故歴のあるクルマのことです。
対向車と正面衝突して大破したクルマも事故車ですし、信号待ちで追突してバンパーに小傷が付いたクルマも事故車です。
つまり、事故の大小は問わず、何らかの事故に遭ったクルマのことを事故車と言います。
この「事故車」という言葉ですが、中古車業界ではあまり使われていません。
事故を起こしたかどうかの「事故歴」は、中古車を販売する際に必ず表示しなければならない決まりは無いんです。
一般的に、中古車業界では「修復歴」という言葉がよく使われます。
修復歴車とは、事故や災害などの理由で、車の骨格(フレーム)部分を修復または交換したクルマのことです。
この修復歴車の定義は、
- 日本自動車査定協会
- 自動車販売協会連合会
- 自動車公正取引協議会
の3つの組織によって、1997年に統一基準が定められています。
修復歴車の定義
統一基準では、骨格(フレーム)部分を修復したり、交換したクルマを修復歴車と定義されています。
ここで言う骨格(フレーム)部分とは、
- フレーム(サイドメンバー)
- フロントクロスメンバー
- フロントインサイドパネル
- ピラー
- ダッシュパネル
- ルーフパネル
- ルームフロアパネル
- トランクフロアパネル
- ラジエータコアサポート
のことです。
この部分の修理歴や交換歴があるクルマのことを、修復歴車と呼びます。
一部の車種については、「ラジエータコアサポート」を修理・交換しても、修復歴にならないものもあります。
つまり、修復歴というのは具体的に定義されており、その条件に該当するクルマが修復歴車となるわけです。
修復歴のあるクルマを中古車として販売する場合は、整備記録として明記し、開示する義務があります。
事故車(修復歴車)に乗り続ける7つのリスク
不具合が生じるリスク
骨格(フレーム)部分を修復したり、交換したクルマには、将来様々な不具合が生じるリスクがあります。
歪み
見た目はキレイに修復できても、年月が経てばフレームに歪みが出てくることがあります。
もしも歪みが生じた場合は、もう一度修理しなければなりません。
まっすぐ走らない
フレームにダメージを受けたクルマは、直進走行に支障をきたすことがあります。
- ステアリングがガタガタ揺れる
- クルマが左右どちらかに寄る
など、まっすぐ走ることができない可能性があります。
ブレーキの不具合
自動ブレーキ搭載車の場合、フレームのダメージによって誤作動を起こす可能性があります。
ブレーキの誤作動は、極めて危険です。
大事故を引き起こす可能性があるので、信頼できる修理工場へ修理を依頼する必要があります。
耐久性が落ちるリスク
事故車を修理した場合、修理箇所の金属疲労や歪みが原因で、耐久性が落ちてしまう可能性があります。
また、溶接した場合はその部分から錆が出やすくなってしまいます。
修理した箇所がそれほど広くなくても、錆などの二次的トラブルで劣化が早くなってしまうことがあります。
修理費用が高額になるリスク
ひどい損傷を受けた場合、複数のパーツを修理・交換しなければならないため、高額な修理費用がかかることもあります。
場合によっては、新車を購入した方が安いと思えるほど高額な修理代金を請求されるケースもあります。
メンテナンスに費用がかかり続けるリスク
事故車を修理したあとも、定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。
クルマは精密機械です。
完璧に修理したつもりでも、ほんの少しのズレなどから後遺症が出てくる可能性があります。
- ステアリングがガタつく
- 走行中に車体からガタガタ音がする
- ドアが閉まりにくくなる
など、事故車に長く乗り続けると、さまざまな不具合が出てくる可能性があります。
その都度修理に出していると、メンテナンス費用が高額になってしまう可能性があります。
任意保険の等級が下がるリスク
クルマの任意保険には、等級があります。
等級によって、保険料の割引増率が決まってくるんです。
等級が高いほど保険料は安く、等級が低いほど保険料は高くなります。
1年間保険を利用しなければ、毎年1つずつ等級は上がっていきます。
反対に、保険を利用すると一気に等級は下がってしまいます。
修理代金が少額にもかかわらず、保険を利用して補償を受けてしまうと、翌年には任意保険料が上がり、損をしてしまう可能性があります。
整備不良で法律違反となるリスク
自動車の整備について、道路交通法の第六十二条で「整備不良車両の運転の禁止」というものが定められています。
この法律では、整備不良車の運転をした場合の罰則について定められているんです。
では整備不良の自動車はどのように定義づけられるのでしょうか。
車両の保安基準については「道路運送車両法」の第三章の内容がそれに該当します。
この中では、自動車の構造(高さ・幅・長さ)や基本性能(回転半径など)や、保安上や環境保全上の基準に合わない車両を運転することを禁止しています。
車検が通らないような安全リスクを抱えたクルマに乗るのは、整備不良で法律違反となってしまうんです。
不安な気持ちを抱えるリスク
人によっては、
- 事故車というだけで、なんだか不吉
- いつ故障するか不安で仕方ない
- 乗っていて嫌な気持ちになる
なんて人も多いかもしれません。
そんな人は、事故車に乗っているだけでストレスを感じてしまいます。
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リスクが気になる場合は、売却を考える
- クルマに愛着がある
- 軽度な修理で済む
- 修理費用が負担にならない
という場合は、修理を選んだ方が得かもしれません。
でも、
- 大きなダメージを受けている
- 修理費用が高額になる
- 事故車に乗り続けるのは不安
という場合は、売却して新しいクルマに乗り換えることを考えてもいいかもしれません。
事故車を売却しようと思ったら、
- 一般の中古車買取業者に売却する
- 新車ディーラーに引き取ってもらう
- 事故車専門の買取業者に売却する
- 個人へ売却する
といったいくつかの方法が考えられます。
おすすめは、事故車を扱う専門の買取業者へ売却する方法です。
事故車専門の買取業者は、海外への販売ネットワークを持っており、高品質な日本車を海外に高く販売できるところがあります。
こうした専門業者を上手に選べば、事故車であっても高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
おすすめの事故車専門買取業者
廃車ラボ
廃車ラボは、古い車や放置車、不動車、事故車など、不要になったクルマの廃車代行や買取を行ってくれる会社です。
もちろん普通に動くクルマも買取してもらえるのですが、いわゆる「ワケあり車」を専門に買取しているのが特徴。
廃車ラボに依頼すれば、不要になったクルマを完全無料で引き取ってもらえます。
また、廃車ラボで廃車手続きすれば、自動車税の還付手続きも無料で代行してくれます。
廃車ラボに依頼すれば、査定額の内訳をしっかり明記してくれるので、還付金をうっかり取りこぼす心配はありません。
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さいごに
事故で壊れてしまったクルマは、
- 修理して乗り続ける
- 買取業者に売却する
- 思い切って廃車にしてしまう
という3つの方法が考えられます。
愛着があり、費用を準備できるのであれば修理して乗り続けるのもいいかもしれません。
でも、大きなダメージを受けたクルマは、安全面で不安が残ります。
修理しようと思っても、費用が高くなってしまうため、売却して新しいクルマを探す方が無難かもしれません。
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