どんなオプションを付けておくのがおすすめなの?
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、付けておいた方が良い新車オプションと、必ずしも付けなくても良い新車オプションの選び方が分かります。
新車を購入することを決めた後、どんなオプションを付けるか選んでいる時間は、案外楽しいもの。
ディーラー営業マンから
「オプションを5万円分サービスします」
なんて言われたら、せっかくだからと必要ないオプションまで付けてしまう人もいるかもしれません。
また、営業マンによっては、ここぞとばかりにたくさんのオプションを提案してくる人もいます。
その場の雰囲気に流されて、ついつい必要ないオプションまで付けてしまうと、気が付いたら当初の予算をはるかにオーバーしてしまっていた、なんてことにもなりかねません。
今回は、そんな新車のオプション選びを失敗しないためのポイントついて詳しく解説します。
「標準装備」「メーカーオプション」「ディーラーオプション」の違い
標準装備とは
車種によって、必ず必要となる装備やパーツがあります。
例えば、エアコンやオーディオ、エアバッグなど。
これらは追加料金を支払う必要なく、その車種全てに装備されています。
こうした、その車種に必ず必要となる装備や、構造上必要なパーツを「標準装備」と言います。
メーカーオプションとは
メーカーオプションとは、メーカーの製造工場で車をつくる際に装備されるオプションのことです。
たとえば、サンルーフやスマートキー、本革シートなど。
基本的に、納車後に追加したり取り外したりすることはできません。
ディーラーオプションとは
ディーラーオプションは、比較的簡単に取り付けられるものが多くあります。
たとえば、フロアマットやETC車載器、エアロパーツなど。
種類によっては、カー用品店で購入した方が安かったり、種類が豊富だったりするものもあります。
メーカーオプションは、ほとんど値引きはしてもらえないと考えておいた方がいいでしょう。
でも、ディーラーオプションの場合は、交渉次第10~15%程度値引きしてもらえる可能性があります。
値引きのコツは、車両本体価格の値引きとディーラーオプションの値引きは分けて交渉するということ。
最初に車両本体価格の値引きを交渉して、納得のいく価格が出た後に、ディーラーオプションの価格交渉をします。
「このオプションを追加するから、もう少し値引きしてもらえない?」
なんて交渉をすれば、受け入れてもらえる可能性が高くなります。
必ず付けておいた方がいいオプション
フロアマット
最近は、多くの車種でオプションとして扱われています。
カー用品店でもフロアマットは買えますが、その車に合ったフロアマットを使いたい場合は、新車購入時にオプションとして購入するのがおすすめです。
フロアマットは、標準タイプのほか、ラバータイプやディーラーごとにオリジナルタイプが用意されている場合があります。
メーカーオプションやディーラーオプションのフロアマットを使えば、運転中にずれる心配が少なく、車内の掃除が楽になるなどのメリットがあります。
ドアバイザー
ドアバイザーとは、車のドアの窓上部に付いているカバーのことです。
日本では、9割近い車に装備されています。
5センチ程度であれれば、窓を開けても雨が入りにくいので、雨の日でも換気することができます。
ETC車載器
普段高速道路を使う機会が少ない人でも、付けておいて損はないオプションです。
社外品を購入して後付けするのもいいのですが、純正品の方が車内にスッキリと収納されるようデザインされています。
高速道路や有料道路を頻繁に利用する人の場合、ETC割引を受けられるのは大きなメリットです。
あったら便利なオプション
バックモニター
大きなクルマや、後方視界が悪い車、車に荷物をたくさん載せることが多い場合は、バックモニターがあると重宝します。
駐車の際、後方に子どもがいないかどうか、障害物が無いかどうかを確認できるので、駐車が苦手な人には必須のオプションです。
バックモニターを搭載している車でも、駐車の際はサイドミラーなどで周囲を確認するのを忘れないようにしなければいけません。
キーレスエントリー
鍵穴にキーを差し込まなくても、鍵を開閉したりエンジンをスタートさせられるシステムです。
メーカーによって呼び名は異なり、
- トヨタ スマートエントリー
- 日産 インテリジェントキー
- ホンダ ホンダスマートキー
- スズキ 携帯リモコン
- ダイハツ 電子カードキー
- マツダ アドバンストキー
- スバル アクセスキー
- 三菱 キーレスオペレーションキー
という名称が使われています。
手に荷物を抱えた状態で、ロックされた車のドアを開けたいときなどに便利です。
カーナビ
カーナビは、オプションで純正ナビを取り付ける方法と、購入後に社外ナビを取り付ける方法があります。
純正ナビの方が、内装に合ったデザインになっている場合がほとんどです。
私は以前までは、オプションで純正ナビを搭載することが多かったのですが、今はスマートフォンと連動できる社外ナビを後付けしています。
古くなったカーナビの地図データは、更新するのにお金がかかる場合があります。
スマートフォンの地図アプリを利用すれば、常に最新の地図データを利用できるというメリットがあります。
無くても困らない?クルマの使い方に合わせて選びたいオプション
サンルーフ
以前のサンルーフは、スチールパネルをスライドして開閉する方式のものがほとんどでした。
最近は、ガラスサンルーフが増えています。
ガラスサンルーフを搭載した車は、晴れた日は内側のシェードを開くだけで車内を明るくすることができます。
私も以前、ガラスサンルーフ付きの中古車を購入したことがあったのですが、使ったのは最初のうちだけでした。
寒くなると結露が付きやすかったり、春先は車内に花粉が入り込んでくるのが嫌で、自然と使わなくなってきました。
オプションでサンルーフを追加する場合、10万円以上かかる場合も多いので、コストに見合う装備かどうか、ちゃんと考えておく必要があります。
寒冷地仕様
車種によっては、寒冷地仕様のセットオプションが用意されているものもあります。
通常モデルよりも、クルマのバッテリー容量が大きかったり、強力なヒーターが搭載されていたりします。
ほかにも、ワイパーが凍結しないよう、ウィンドウの下部に熱線が入っているものもあります。
こうした低温対策のオプションは、寒い地域でクルマを使用する予定がなければ、特に必要ないかもしれません。
反対に、雪国など寒い地域でで使用する予定であれば、寒冷地仕様は必須のオプションになります。
コーナーポール
運転席からは把握しづらい、クルマ前方の距離感覚を把握するためのアイテムです。
フロントノーズの長いセダンやスポーツカーなどに取り付ければ、狭い場所での運転もしやすくなります。
ただ、コーナーポールを取り付けると、洗車機が使えない場合があるので注意が必要です。
クルマのデザインを損なうことになるので、運転に自信がある場合は取り付ける必要は無いかもしれません。
本革シート
以前にクルマを購入した際、本革に憧れて、オプションで本革シートを付けたことがありました。
本革シートを使って感じたのが、意外と手入れが面倒だということ。
経年劣化も激しいので、こまめにメンテナンスをしておかないと、ひび割れや色落ちなどの劣化が目立ってしまいます。
シートヒーター
車種によっては、シートを温める機能がオプションとして用意されている場合があります。
基本的に、シートヒーター機能を使える時期は、寒い真冬だけです。
シートヒーターを付けなくても、車載エアコンを使えば、すぐに車内は暖かくなるもの。
シートヒーター機能は、無くてもさほど困らないと思います。
エアロパーツ
スポーティな見た目になる、エアロパーツ。
空気抵抗や揚力を減らして、安定した走行を実現させるためのものですが、普通に道路を走る分には、大して変化は感じ無いと思います。
純正エアロパーツは、メーカーオプションです。
購入後に取り付けることは出来ないので、純正品が欲しい場合は新車購入時に取り付けておく必要があります。
アルミホイール
基本的に、スチール製のホイールよりもアルミのホイールの方が軽くなります。
標準装備でスチールホイールが用意されている車種でも、アルミホイールがディーラーオプションとして用意されている場合があります。
ディーラーオプションのアルミホイールは、数タイプしか用意されていない場合がほとんどですが、社外品のアルミホイールには豊富な種類があります。
社外品の方が、デザイン性に優れているものがたくさんあります。
カー用品店などで、好みのデザインのアルミホイールを探せば、ディーラーオプションよりも選択肢が増えます。
フォグランプ
濃霧の際に点灯する補助ライトです。
通常の運転では、ほとんど使う機会はないと思います。
フォグランプには、後方に向けて照射するリーディングランプというものもあります。
リヤフォグランプとも呼ばれていて、濃霧の時にリーディングランプを点灯して走ると、後続車から自分のクルマを認識されやすくなるという役割を持っています。
都市部を走る機会が多い場合は、リーディングランプを使う機会もめったにないかもしれません。
さいごに
車種によって、さまざまなオプションパーツが用意されています。
どんなオプションを付けるかは、クルマの使い道や予算に合わせて選ぶのがいいでしょう。
純正のメーカーオプションやディーラーオプションを搭載した車は、売却時に査定額が高くなる可能性があります。
特に、メーカーで製造する段階でしか取り付けられない、サンルーフや本革シートなどの純正メーカーオプションは、中古車市場で高く評価される場合があります。
必要のないオプションを、無理して付ける必要はありません。
でも、純正オプションが付いている車の方が高く売れる可能性が高いということを覚えておけば、得するオプション選びがスムーズにできます。
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