そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、本当に燃費の良いミニバンはどのクルマか分かります。
ファミリー層を中心に大人気のミニバン。
広い室内空間に3列シートを装備しているため、大人数での移動や多くの荷物を積載可能です。
スライドドアが搭載されている車種も多く、ベビーカーなどを楽に積むことができてとっても便利。
家族みんなで出かけられるのが魅力のミニバンは、ほぼすべての自動車メーカーから発売されている人気車種となっています。
そんなミニバン選びでは、使い勝手の良さだけでなく、燃費の良さも重要なクルマ選びのポイント。
車種によって大きく燃費が異なるミニバンですが、本当に燃費が良いのはどの車種なのでしょうか?
今回は、数あるミニバンの中でも、本当に燃費が良い車種について詳しく解説します。
ミニバンの燃費は本当に良いのか?
燃費とは、1リットルの燃料でどのくらいの距離を走れるのか、を表したものです。
走れる距離が長いほど、燃費が良いということになります。
ミニバンは車体が大きく重量があるため、コンパクトカーや軽自動車に比べるとどうしても燃費が悪くなってしまいます。
また、ガソリン車の場合は、夏にエアコン使うことで燃費が悪くなる傾向にあります。
ミニバンの広い車内を涼しく保つためには、コンパクトカーなどに比べて多くのエネルギーを使うことになってしまいます。
このように、コンパクトカーなどに比べると燃費が悪くなりがちですが、最近ではハイブリッドシステムを搭載したミニバンも増えてきています。
燃費の計測方法は?
各車種のカタログには、その車の燃費性能を示す数値が記載されています。
燃費の隣に
- WLTCモード
- JC08モード
といった表記があるのは、燃費性能の測定方法を表しています。
2017年からは「市街地」「郊外」「高速道路」など、より実際の車の使用状況に近い走行モードを想定した「WLTCモード」が使われるようになりました。
WLTCモード
WLTCモードは「Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle」の略。
国際的に使用されている燃費性能の試験方法です。
WLTCモードは、「総合」表記のほかに「市街地」「郊外」「高速道路」などの走行モードごとの計測も行われています。
そのため、ユーザーは自分の走行環境に合わせた車を選びやすいのがメリットです。
JC08モード
JC08モードは、WLTCモードが採用される前に使用されていました。
2011年から使われていた日本独自の燃費性能の試験方法です。
JC08モードでは、エンジンが冷えた状態で試験を開始し、走行状況の再現により細かい速度変化をつけています。
そのため、それ以前の「10・15モード」よりも、おおむね1割ほど「JC08モード」の数値の方が低くなる傾向がありました。
カタログ燃費と実燃費
カタログに「燃費20km/L」と記載されていても、実際にきっちり20km走るかといわれると、そうではありません。
車体重量や走行する環境によって、燃費の数値は変わってきます。
- 乗車人数
- 荷物の量
- タイヤの空気圧
- 路面状況
など、さまざまな要因が絡み合い、カタログ値よりも燃費が悪くなることが考えられます。
おすすめの燃費の良いミニバン
トヨタ シエンタハイブリッド
WLTCモード燃費 | 22.8km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 18.69km/L |
トヨタのミニバンでは最小サイズのシエンタ。
コンパクトなボディながらも、3列シートに最大7人乗車することができます。
後席の見晴らしが良いシアターレイアウトが採用されているため、大人でもゆったりとくつろげるスペースになっています。
見た目の可愛らしさやオシャレさも人気の秘密。
ミニバンの中では最高クラスの燃費性能を持っており、ハイブリッドモデルのJC08モード燃費は28.8km/L、ガソリンエンジンモデルで20.8km/Lとなっています。
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ホンダ フリードハイブリッド
WLTCモード燃費 | 20.8km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 18.51km/L |
トヨタのシエンタのライバル車種となるのが、ホンダのフリード。
コンパクトなボディサイズですが、バッテリーを含むハイブリッドシステムを1列目シート下に配置しているため、驚くほど室内空間が広くなっています。
コンパクトミニバンでは初めてとなる、ハイブリッド4WD駆動が採用され、快適な走りを実現してくれます。
小回りの利くミニバンなので、狭い道でも楽に運転できます。
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ニッサン セレナ e-Power
WLTCモード燃費 | 18.0km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 16.15km/L |
ハイブリッドシステム「e-Power」が搭載されたセレナ。
この「セレナ e-Power」ではエンジンをタイヤ駆動のために使用せず、モーターを駆動するための発電機として使います。
モーターの力のみで走行するため、電気自動車に近い構造と言えるでしょう。
エンジンとは違った、静かでスムーズな走りを実現してくれます。
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トヨタ プリウスα
WLTCモード燃費 | 26.2km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 18.97km/L |
プリウスに付加価値が加えられた車種という意味で、社名に「α」がプラスされているプリウスα。
トヨタが長年蓄積してきたハイブリッドシステム技術が搭載され、空気抵抗が考えられたボディ形状によって、低燃費が実現しています。
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ホンダ オデッセイハイブリッド
WLTCモード燃費 | 20.2km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 15.92km/L |
ホンダの最上級ミニバンが、オデッセイ。
現行モデルは2013年にデビューした5代目。
4代目までは、ミニバンながら低重心を意識したスタイルとなっていて、軽快なハンドリングが人気でした。
現行の5代目モデルは全高が高くなり、ミニバンらしいデザインとなっています。
2017年にマイナーチェンジが行われ、安全装備のホンダセンシングが標準装備されています。
ホンダの人気ミニバン「ステップワゴン」よりも、快適な乗り心地と上質な室内空間を求める人におすすめの車種です。
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ホンダ ステップワゴンハイブリッド
WLTCモード燃費 | 20.0km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 16.84km/L |
ホンダのミニバンの中でも、ファミリー層を意識した5ナンバーサイズのミニバン。
リアドアには、縦にも横にも開く「わくわくゲート」が装備されています。
ベビーカーや荷物の出し入れがしやすく、リアドアから乗り降りすることもできて便利です。
ハイブリッドモデルのエンジンには直列4気筒2リッターエンジンをベースにしたSport Hybrid i-MMD(Intelligent Multi-Mode Drive)が採用されており、力強い走りを実現してくれます。
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トヨタ ルーミー
WLTCモード燃費 | 16.8km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 15.13km/L |
2016年に発売されたルーミー。
デザインが異なる姉妹車の「タンク」と共に販売されています。
全高を高くすることで、広い室内空間を実現。
デビュー当初に搭載されていた衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」は、2018年11月に改良され、衝突回避支援ブレーキ機能が向上しています。
安全性能に優れ、取り回しのしやすいトールワゴン型のコンパクトミニバンです。
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トヨタ エスクァイアハイブリッド
WLTCモード燃費 | 23.8km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 15.89km/L |
ヴォクシーやノアの兄弟車種となるエスクァイア。
アルファードの高級感を彷彿とさせる内外装ながら、サイズはアルファードよりも一回り小さな中型ミニバンとなっています。
上質な室内空間と燃費の良さを併せ持った、人気の車種です。
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トヨタ ヴォクシーハイブリッド
WLTCモード燃費 | 23.0km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 15.88km/L |
エスクァイアやノアの兄弟車であるヴォクシー。
3車種の中では、一番販売台数の多い人気のファミリー向けミニバンです。
グレード体系や装備内容はノアと同じですが、内外装はヴォクシーの方が力強さのあるワイルドな印象となっています。
ヴォクシーハイブリッドのエンジンは、プリウスと共通の1.8リッターハイブリッド。
広い室内空間と低燃費が魅力の人気ミニバンです。
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トヨタ ノア
WLTCモード燃費 | 22.0km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 20.47km/L |
エスクァイアやヴォクシーの兄弟車となるノア。
男性的な力強さやワイルドさを持ったデザインのエスクァイアやヴォクシーに比べ、優しさや上品さを感じられるデザインが魅力です。
2列目シートには、ゆったりくつろげるキャプテンシートを装備。
3列目シートにはドアポケットを搭載するなど、乗り心地を重視したつくりになっています。
安全性能にも優れており、女性にも運転しやすい低燃費ミニバンです。
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ホンダ フリード
WLTCモード燃費 | 15.7km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 15.71km/L |
コンパクトなボディサイズなのに、広い室内空間を確保しているフリード。
内装は落ち着いた雰囲気が特徴で、広々とした空間はクラストップレベルです。
内装デザインはグレードごとに異なるので、自分好みのデザインを選べるのも大きな魅力。
街乗りでの利用やファミリーカーとしての利用にピッタリです。
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さいごに
カタログに掲載されている「WLTCモード燃費」は、さまざまな走り方を想定した計測になっていますが、実際の燃費とは異なります。
道路を走っていると、坂道や渋滞、高速道路など、燃費が良くなるポイントと悪くなるポイントが都度違ってきます。
そのため、カタログの燃費と実際の燃費は違うのが当たり前と考えておいた方が良いかもしれません。
- 急発進や急減速をしない
- 無駄な荷物を載せない
- 急ハンドルを切らない
など、いくつかのポイントを押さえてエコドライブするだけで、燃費が格段に向上する場合があります。
「WLTCモード燃費」と「実燃費」を参考に、燃費の良いクルマを選んだ上で、エコドライブに注意して運転することで、毎月のガソリン代を抑えることができます。
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