そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、モデルチェンジ前に新車を買うメリットとデメリットが分かります。
新車が安く買える時期に、「フルモデルチェンジの前」があります。
メーカーや車種によって違いはありますが、数年に一度クルマのデザインや性能が改善されるタイミングがあるんです。
これが、モデルチェンジ。
モデルチェンジが発表されると、新しいモデルに注目が集まるので、旧モデルは売れ行きが鈍ります。
そのためモデルチェンジ前は、メーカーやディーラーが現行モデルの在庫を少しでも売りさばきたいと考えます。
通常よりも値引き額を大きくしたり、オプションをサービスしてくれる可能性が高くなることもあるんです。
どの程度お得になるかは車種によって異なりますが、10万円程度は割安になると考えていいでしょう。
今回は、そんなモデルチェンジについて詳しく解説していきます。
モデルチェンジの基礎知識
モデルチェンジとは、現在発売されている車種のモデルが変わることです。
プリウスやセレナといった車種名はそのままに、新型に移行することを言います。
新モデルの車種は
- 新型プリウス
- 新型セレナ
などと呼ばれたり、クルマに詳しい人の場合は型式で新型・旧型を区別することがあります。
そんなモデルチェンジには、フルモデルチェンジとマイナーチェンジの2種類があります。
フルモデルチェンジとは
フルモデルチェンジは、現行モデルのデザインや性能・機能を大幅に変更するモデルチェンジです。
その車種が新型車として生まれ変わるため、型式も変わります。
デザインが一新され最新の性能を搭載したクルマになるため、車種によっては「全く違うクルマみたいだ」と思えるものもあります。
注意したいのは、フルモデルチェンジ直後は重大な欠陥が見つかり、リコールの対象となる場合もあるということ。
そのため、フルモデルチェンジ後しばらくの間は様子見しようとする人もいます。
マイナーチェンジとは
マイナーチェンジは、車種のデザインが変わることはほとんどありません。
現行モデルの性能面を改善するのが、マイナーチェンジです。
マイナーチェンジは、発売後に見つかった問題点や改良点を修正し、完成度の高いクルマにするのが目的。
マイナーチェンジでは型式は変わらず、マイナーチェンジ前を「前期型」、マイナーチェンジ後を「後期型」と呼んで区別します。
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モデルチェンジのサイクル
フルモデルチェンジが行われる周期は、日本車の場合3~8年程度のサイクルで行われる場合が多いようです。
マイナーチェンジの場合は、2~4年程度のサイクルで行われます。
モデルチェンジ前は新車が安く買える?
モデルチェンジが発表された後は、新車が安く買える可能性が高くなります。
モデルチェンジされるのが分かっているのであれば、「どうせなら新型が欲しい」と、新型が発売されるまで購入を控える人はたくさんいます。
そのため、モデルチェンジが発表されると、現行モデルが売りづらくなってしまうんです。
ディーラーは、モデルチェンジが実施されるまでに何とか売ってしまおうと、モデルチェンジ発表後に新車の値引き額を大きくする場合があります。
車種によって値引き額は違いますが、フルモデルチェンジの場合は10万円程度、マイナーチェンジの場合は数万円は安くなる可能性があります。
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モデルチェンジ前に新車を購入するメリット
モデルチェンジ前に現行型を購入すれば、普段よりも値引き額が大きくなる可能性がります。
それ以外にも、モデルチェンジ前に新車を購入すればさまざまなメリットが期待できます。
故障や不具合が少ない
新型モデルの方が性能面で優れていますが、モデルチェンジ前のタイプの方が故障や不具合が起きる可能性は少なくなります。
最近のクルマは、1台に30万個以上のパーツが使われています。
そのため新型モデルの発売直後は、メーカーも予想していなかった不具合が発生する可能性もゼロではありません。
現行モデル車の場合は、そうした不具合を時間をかけて調査し、全て対策を打ってきているので、完成度が高いクルマになっています。
モデルチェンジ前のクルマの方が、購入後の故障や不具合が少ないと言えます。
オプションが充実した「特別限定モデル」に出会える可能性
メーカーやディーラーは、新型モデルが発売される前に、何とかして現行モデルの在庫をさばこうとします。
お得感を出すため、メーカーオプションやディーラーオプションを加えた上、価格を据え置きにした「特別限定モデル」を用意する場合もあります。
こうしたお買い得なクルマであれば、モデルチェンジを待たずに購入する価値は十分にあると言えます。
モデルチェンジ前に新車を購入するデメリット
新車なのに旧型車
モデルチェンジ前のクルマを購入すると、「新車で買ったのに旧型車」という状況になります。
他人の目を気にしがちな人や、新し物好きな人にとっては、旧型モデルよりも新型モデルの方が魅力的に見えてしまうかもしれません。
将来の下取り価格が安くなる可能性
現行モデルと旧型モデルを比較した場合、中古車下取り価格は現行モデルの方が高くなります。
現行モデルのクルマも、数年後に新型が出た時点で下取り価格がグッと落ちてしまいます。
通常、フルモデルチェンジは3~8年程度のサイクルで行われるもの。
3年ごとに新車を買い替えるような人の場合は、モデルチェンジ後の新車を購入して、次のモデルチェンジ前に売り抜けるのが賢い方法かもしれません。
反対に、クルマを長く乗って乗り潰そうと考えている人であれば、モデルチェンジ前の新車を購入した方がお得と言えます。
さいごに
モデルチェンジが発表された直後は、現行モデルが普段よりも安く購入できる可能性が高くなります。
でも、モデルチェンジがいつ行われるかは、正確に分かるものではありません。
通常、自動車メーカーからディーラーに対してモデルチェンジの情報が伝わってくるのは、早くても2か月程前という場合が多いようです。
欲しい車種を買おうと思った時期と、モデルチェンジの時期が重なったとしたら、それはとてもラッキーなこと。
「欲しいタイミングとモデルチェンジの時期が重なったら、とってもツイてる」程度に考えながら、欲しいクルマ選びをするのがいいのかもしれません。
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