家族を送迎したり、トイレに行ったりなど、ちょっとした用事で車を離れたいときってありますよね?
近くに駐車場がない場合は、少しの時間だったら大丈夫だろうと路上駐車してしまいがち。
でも、ほんの10分ほど車から離れている間に、駐車違反のステッカーを貼られてしまうこともありえます。
余計な反則金を支払わないためにも、駐車禁止違反に関する知識を身につけておくことは大切。
今回は、車の駐停車について詳しく解説していきます。
「駐車」と「停車」の違い
そもそも駐車禁止違反とは、駐車してはいけない場所に車を停めてしまうことです。
「駐車」と混同しがちなのが「停車」。
2つの違いを理解しておかないと、知らないうちに違反を犯してしまう可能性があります。
駐車に該当するもの
運転者が車から離れている状態
5分を超える荷物の積み下ろし
故障などの理由で車を完全に停止している状態
客待ち・荷物待ちの状態
停車に該当するもの
運転者がすぐに車を移動できる状態での、短時間の停止状態
5分以内の荷物の積み下ろし
人の乗り降り時
どこに駐車したら「駐車禁止違反」になるのか?
駐車禁止違反になるのは、車を駐車してはいけない場所に「駐車」や「停車」した場合。
道路交通法では、
- 駐停車禁止(駐車も停車も禁止されている)
- 駐車禁止(駐車は禁止だが、停車はしてもよい)
という2種類の場所が指定されています。
駐停車禁止エリア(駐車も停車も禁止)
駐停車禁止の標識、標示のある場所
軌道敷内
坂の頂上付近やこう配の急な坂
トンネル
交差点とその端から5m以内
道路のまがり角から5m以内
横断歩道、自転車横断帯とその端から前後5m以内
踏切とその端から前後10m以内
安全地帯の左側とその前後10m以内
バス、路面電車の停留所の標示板(柱)から10m以内(運行時間中に限る。)
駐車禁止エリア(駐車は禁止だが、停車はしてもよい)
駐車禁止の標識、標示のある場所
駐車場や車庫などの自動車専用の出入口から3m以内
道路工事の区域の端から5m以内
消防用機械器具の置き場、消防用防火水そう、これらの道路に接する出入口から5m以内
消火栓、指定消防水利の標識、消防用防火水そうの取り入れ口から5m以内
火災報知器から1m以内
駐車違反の点数と罰金
駐車違反には「放置駐車違反」と「駐停車違反」の2種類があります。
2つの違いは、車をすぐに動かせるか否か。
基本的に駐車禁止違反を取られる場合は、近くに運転者がいない場合がほとんどなので「放置駐車違反」で検挙されると思っておいて間違いないでしょう。
違反した場所によって、点数と反則金が決められています。
違反した場所 | 点数 | 反則金 |
放置駐車違反(駐停車禁止場所等) | 3点 | 普通車18,000円 大型車25,000円 |
放置駐車違反(駐車禁止場所等) | 2点 | 普通車15,000円 大型車21,000円 |
駐停車違反(駐停車禁止場所等) | 2点 | 普通車12,000円 大型車15,000円 |
駐停車違反(駐車禁止場所等) | 1点 | 普通車10,000円 大型車12,000円 |
さいごに
家族を送迎したり、トイレに行ったりなど、ちょっとした用事で車を離れたいときってありますよね?
近くに駐車場がない場合は、少しの時間だったら大丈夫だろうと路上駐車してしまいがち。
でも、ほんの10分ほど車から離れている間に、駐車違反のステッカーを貼られてしまうこともありえます。
余計な反則金を支払わないためにも、駐車禁止違反に関する知識を身につけておくことは大切です。
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