そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、新車と中古車それぞれのメリット・デメリットが分かります。
これまでに20台以上のクルマを乗り換えてきました。
私が最初に購入したクルマは、大学の先輩から譲ってもらった中古のトヨタ レビンでした。
今は新車で購入した、レクサスIS350に乗っています。
- 新車のメリット
- 中古車のメリット
- 新車のデメリット
- 中古車のデメリット
一般的に、予算が許すのであれば、新車を購入する方がいいように思えます。
でも、「幼い頃に憧れていた車にどうしても乗りたい!」など、生産終了した車が欲しい場合は、中古車を探すしか方法がありません。
ライフスタイルに合わせた車を用意しよう思ったら、定期的に買い替える必要があります。
そこで今回は、新車と中古車それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
新車のメリット
車の購入資金に余裕があるのであれば、新車を購入するのがおすすめ。
新車を購入するメリットはたくさんあります。
保証期間が長い
車を新車で購入すると、充実した「メーカー保証」が付きます。
保証期間中であれば、万が一故障した場合でも無料で修理を受けることが可能。
このメーカー保証には、「一般保証」と「特別保証」の2種類があります。
一般保証
一般保証は、消耗品などを除くほとんどの部品を対象とした保証です。
新車購入時から3年間または走行距離60,000kmまで保証してくれます。
基本的に、オイルや消耗部品については補償の対象外となります。
- 特別保証部品
- タイヤ・チューブ、バッテリー
- 消耗部品および油脂類 など
特別保証
特別保証とは、エンジンやステアリングなど、車の走行や安全に関わる、重要な部品についての保証です。
新車購入時から5年間、または走行距離100,000kmまで保証してくれます。
- エンジン機構
- 動力伝達機構
- ステアリング機構
- 電子制御機構
- ブレーキ機構など
メンテナンス費用が安く済む
新車で購入すると、最短でも3年間は充実したメーカー保証が受けられます。
そのため、消耗品の交換や法定点検などをのぞけば、メンテナンス費用がかからない場合がほとんどです。
メーカーによっては、更に充実した保証が用意されていることもあります。
これが中古車になると、新車ほど充実した保証が用意されていません。
そのため、運が悪ければ中古車を購入した直後に高い修理費用がかかってしまう可能性もあります。
新車を購入すれば、最初の3年間はメンテナンス費用がほとんどかからないというのは、大きなメリットです。
全国でアフターサービスを受けられる
日本には、全国各地にカーディーラーの店舗があります。
そのため、引っ越しても新しい土地で車のアフターサービスを受けることができます。
また、旅行先やドライブ先でトラブルが発生しても、近くの店舗に相談することが可能。
万が一の時にも安心です。
任意保険で新車特約を付帯できる
新車を購入した人だけが得られる特典が、自動車保険(任意保険)の新車特約です。
新車特約とは、新車で購入した車で事故を起こした際、再購入費用を補償してくれる特約のこと。
事故によって車が全損したり、損害額が契約時に設定した新車価格相当額の50%以上になった場合に適用されます。
自動車保険に新車特約を付帯できるかどうかは、保険会社によって条件が異なります。
エコカー減税を利用できる
エコカー減税とは、環境性能に優れたクルマに対して、自動車重量税、自動車取得税などの税金が軽減される優遇措置のこと。
新車でエコカーを購入する場合は、エコカー減税を利用することができます。
中古車を購入する場合でも、エコカー減税が適用されることもありますが、自動車取得税の控除割合が少なくなります。
売却価格が高い
定期的に車を買い替える予定であれば、クルマを売却する価格についても考えておく必要があります。
人気車種だったり、走行距離が短い車は、比較的売却時の価格が高くなる傾向にあります。
たとえば、新車を400万円で購入し、3年後に200万円で売却できれば、実質200万円の費用がかかったことになります。
一般的に、ワンオーナー車の方が、中古車市場で高く評価される傾向があります。
中古車のメリット
一方、中古車を購入するメリットには、どんなものがあるでしょうか。
- 価格が安い
- 予算内で購入できる車種が多い
- 納期が早い
- 生産終了している車も買える
- 最初からオプションが装備されている
- キズや汚れが気になりにくい
価格が安い
中古車を選ぶ一番の魅力は、購入費用が安く済むということです。
新車で購入しようとすると、軽自動車でも100万円以上します。
でも、中古車であれば、幅広く予算に合わせた車を選ぶことができます。
たとえば、100万円の予算があれば、購入できる中古車はたくさんあります。
新車では購入するのが難しい車種やグレードでも、中古車であれば予算内におさまるものを探すことが簡単にできます。
予算内で購入できる車種が多い
たとえば100万円の予算で新車を購入しようとしても、選べる車種は非常に限られてしまいます。
でも、中古車であれば外車や3ナンバー車など、様々な車種から選ぶことができます。
納期が早い
新車の場合、契約してから納車まで数か月待たなければならないこともあります。
私も数年前、新型プリウスを購入したのですが、契約から納車まで4か月以上かかりました。
新車の場合は、シートの材質やカーナビなど、オプション品を装備させる必要もあるため、すぐに納車となるケースは稀だと思います。
でも、中古車の場合は違います。
車を整備したり、書類等の準備をすればいいだけなので、1~2週間もあれば納車できる場合が多くあります。
生産終了している車も買える
子供の頃に憧れていた車や、販売終了してしまった車は、新車では購入できない場合がほとんどです。
でも、中古車であれば買えます。
私は以前、偶然訪れた中古車店で、幼い頃親父が乗っていたスカイラインと同タイプの中古車を見つけてしまい、1ヶ月後には購入契約を交わしてしまったことがありました。
過去に人気のあった車は、プレミアがついて高く売られている場合もあります。
そんな車を所有できれば、新車を手に入れるよりも大きな喜びを得られます。
最初からオプションが装備されている
新車で購入する場合、カーナビやETC、バックモニター、フロアマットなどはオプション装備として追加購入しなければいけません。
でも、中古車であれば最初から装備されている場合が多くあります。
中古車によって、オプションの充実度は違いますが、予算内で充実したオプションが装備された車を探すのも、中古車選びの楽しみです。
キズや汚れが気になりにくい
購入して間もなくは、運転に慣れておらず車を傷つけてしまう可能性もあります。
万が一傷つけてしまった場合でも、中古車の方が新車よりも精神的なダメージは少ないもの。
また、中古車は購入時に傷や汚れが付いている場合も多くあります。
日々のメンテナンスを心がけて、そうした傷や汚れを落とすことも、中古車を所有する楽しみの1つです。
新車のデメリット
これまでメリットばかりを見てきましたが、デメリットだって幾つも考えられます。
新車で購入することで、どのようなデメリットがあるでしょうか。
- キズや汚れに敏感になりがち
- 生産終了した車は購入できない
キズや汚れに敏感になりがち
新車で購入すると、ちょっとしたキズや汚れが気になってしまいがちです。
ちょっと傷がついただけでも精神的なショックは大きくなります。
生産終了した車は購入できない
新車で購入できるのは、基本的に最新モデルの車種のみです。
新車の生産が終了した車は、購入することができません。
中古車のデメリット
中古車を購入する場合に考えられるデメリットは次の通りです。
- 車のコンディションはそれぞれ異なる
- バッテリーやタイヤなど、消耗品が弱っている可能性がある
- 保証期間が短い
- 価格が変動する
- 欲しい車が売れてしまう可能性がある
- 欲しい車を探すのが大変
車のコンディションはそれぞれ異なる
中古車の場合、前オーナーがどのように乗っていたかで、キズや汚れ具合が違ってきます。
また、オイル交換などの定期メンテナンスをマメに行っていたかどうかで、エンジンの調子も異なります。
前オーナーが車内で喫煙していた場合は、タバコのニオイが残っているかもしれません。
反対に、前オーナーがマメにメンテナンスしていた車であれば、年式や走行距離の割には状態が良い車もあります。
中古車を選ぶということは、同じ車種でも1台1台コンディションの異なる車の中から、自分にぴったりの車を探し出すということなんです。
バッテリーやタイヤなど、消耗品が弱っている可能性がある
前オーナーのがどんな運転をしていたかによって、バッテリーやタイヤ、タイミングベルトなどの消耗品が弱っている可能性があります。
特にハイブリッドカーを中古で購入する場合は、バッテリーの劣化に注意する必要があります。
ハイブリッドカーのバッテリーを交換しようとすると、50万円以上かかる場合もあります。
保証期間が短い
新車を購入する場合、充実した「メーカー保証」が付帯してきます。
保証期間中であれば、万が一故障した場合でも無料で修理を受けることができます。
このメーカー保証は、最長5年間もしくは走行距離100,000kmまで受けることのできる保証です。
これだけ長い期間受けられる保証は、中古車ではまずあり得ません。
中古車の場合、購入後数か月間であれば中古車店独自の保証が受けられるとか、有料で延長保証を申し込まなければならない場合がほとんどです。
価格が変動する
新車の場合は、メーカー希望小売価格が設定されていいます。
でも、中古車には定価がありません。
同じ車種、年式でも、コンディションやオプション装備が違っていれば、価格が異なってきます。
また、中古車価格は市場のニーズで決まります。
そのため、ボーナス時期や春先は、値段が高くなる傾向にあります。
また、人気車種は少しくらいコンディションが悪くても、高く売れる場合が多いので、価格は高めに設定されがちです。
逆に、中古車価格が下がる傾向にある時期があります。
安く中古車を購入しようと思ったら、購入時期に注意しておく必要があります。
欲しい車が売れてしまう可能性がある
中古車の場合、車種や年式、コンディション、オプション装備は1台ずつ異なります。
似たような中古車はあっても、全く同じ車は世の中に存在しません。
欲しい車が見つかっても、先に誰かに買われてしまう可能性があります。
魅力的な車は、他人にとっても魅力的に見える車なんです。
欲しい車を探すのが大変
自分の希望に合った中古車を探すのは、とても大変な作業です。
ネットを使えば、中古車サイトで希望条件を入力して、欲しい車を検索することはできます。
でも、購入前に実際に見たり試乗したりしなければ、購入に踏み切れない場合がほとんどではないでしょうか。
理想の中古車との出会いは、まさに一期一会。
欲しいと思ったときに、欲しい車に出会えるかどうかが一番大切です。
さいごに
ここまで、新車と中古車のメリット・デメリットを見てきましたが、今のあなたはどちらを選ぶのが良いのでしょうか。
- 他人が使用した車に乗るのが嫌な人
- 自分好みのオプション装備を充実させたい人
- 充実した保証で、メンテナンス費用を抑えたい人
- 全国でアフターサービスを受けたい人
- 購入予算を安く抑えたい人
- 運転経験の浅いドライバーなど、車を傷つける恐れが高い人
- 旧型モデルの車種が欲しい人
新車にも中古車にも、それぞれメリットとデメリットがあります。
あなたの家族構成やライフスタイル、車の使用目的に応じた、快適なカーライフを実現するための1台を見つけてください。
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