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ボディコーティングしたクルマが、買取査定で高く評価されない意外な事情とは?

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男性
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ボディコーティングしたクルマは、高く買い取ってもらえるの?

そんな疑問にお答えします。

当記事を読めば、ボディコーティングしたクルマは、売却時に高く買い取ってもらえるかどうかが分かります。

トラジロー
トラジロー
こんにちは、トラジローです。

クルマを新車で購入する際、ボディコーティングを施したという人も多いのではないでしょうか?

ボディコーティングをしているクルマは、洗車ブラシや飛び石などのキズから塗装面を保護できます。

ディーラーの営業マンの中にも、

「ボディコーティングすればキズが付きにくいので、将来高く下取りしてもらいやすくなりますよ」

なんて勧めてくる人も多いはず。

果たして、ボディコーティングしたクルマは、本当に下取りや買取価格が高くなるのでしょうか?

実際は、ボディコーティングしていても、査定に直接影響が出ることはほとんどありません。

でも、良くも悪くも間接的に影響が出る可能性は非常に高いと言えます。

今回は、ボディコーティングしたクルマをお得に売却する方法について詳しく解説します。

 

ボディコーティングしても買取査定額はアップしない

中古車の買取査定では、ボディコーティングが施されているかどうかで査定額に影響が出ることはほとんどありません。

その理由は、中古車買取業者がクルマを査定する際、「一般社団法人 日本自動車査定協会」が定めた「中古自動車査定基準」が基準となっているからです。

「中古自動車査定基準」の中には、ボディコーティングに関する項目はありません。

あるのは「外装の状態」に関する項目です。

「中古自動車査定基準」の中にでは、1センチ程度の小さなキズやヘコミは、査定額に影響しないとはっきり明記されています。

多くの買取業者では、この「中古自動車査定基準」に準じた査定基準が決められているため、小さなキズやヘコミはほとんど気にする必要は無いと言えます。

そもそもクルマにボディコーティングを施す目的は、塗装面をキレイな状態に保つため。

塗装面をコーティングしておくことで、洗車ブラシや飛び石などでキズが付きにくくなります。

でも、洗車ブラシや飛び石程度では、査定額に影響するような1センチ以上の大きなキズやヘコミが付くのはまれです。

そのため、ボディコーティングが施されていたとしても、査定額がアップするとは考えにくいのです。

もちろん、ボディコーティングを施したクルマで、普段から丁寧に洗車やメンテナンスされて外観がキレイだと、査定員の印象は良くなります。

仮に査定員が好印象を持ってくれたとしても、それだけで何万円も査定額がアップすることはまずありません。

こうした理由から、ボディコーティングは買取査定額に直接影響を与えるものではないと言えるんです。

 

そもそもボディコーティングとは?

ボディコーティングとは、クルマの塗装面の上に保護被膜を張ることです。

コーティングすることで、塗装面にキズや汚れが付くのをある程度防ぐことができます。

ボディコーティングは、使用するコーティング剤の違いによって、大きく3つに分けることができます。

  1. ポリマー系コーティング
  2. ガラス系コーティング
  3. ガラスコーティング

ポリマー系コーティング

比較的安くコーティングできて、ワックスよりも長持ちするのがポリマー系コーティングです。

ポリマーとは、重合体(じゅうごうたい)という意味で、幾つかのモノマー(単量体)が結合した化合物のこと。

クルマのポリマーコーティングでは、シリコンやフッ素を含んだ高分子化合物を塗装面に塗ることで、被膜をつくります。

特徴
  • ワックスよりも長持ちする
  • コーティング効果は3か月から6か月程度
  • 比較的安価
  • 短時間で仕上げることができる
  • 自分で施工することもできるが、専門業者に依頼するときれいに仕上がる

 

ガラス系コーティング

ガラス繊維を含んだコーティング剤を使って保護膜を張るのが、ガラス系コーティングです。

ガラス繊維が含まれていると、耐候性や耐熱性が上がり、ボディをキズから守る効果が期待できます。

含まれているガラス量が微量でも、「ガラス系コーティング」と呼ばれます。

ガラス量は

  • ガラスの他に成分が入っている製品
  • 樹脂系コーティング剤にガラス繊維が入っている製品

によって違います。

樹脂系コーティング剤にガラス繊維が入っている製品の方が、含まれているガラス繊維の量が少ない場合が多くあります。

特徴
  • ポリマー系コーティングよりも長持ちする
  • コーティング効果は6か月から1年程度
  • 費用が高額
  • 施工に時間がかかる
  • 基本的に、専門店で施工する

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、無機質のガラス被膜をつくるコーティングのことです。

「ガラス系コーティング」の場合は、ガラス繊維以外のフッ素やシリコンなどの有機成分も含まれた被膜を形成しますが、「ガラスコーティング」の場合は100%無機質のガラス被膜を形成します。

紫外線や熱に強いため、塗装面を汚れや傷から守る効果が高くなります。

特徴
  • コーティングの中で一番高性能。キズや汚れから守ってくれる。
  • コーティング効果は3年以上
  • 費用が高額
  • 施工に時間がかかる
  • 専門店で施工する必要がある

コーティングとワックスの違い

手軽に艶のあるボディに仕上げようと思ったら、ワックスを使うのもおすすめ。

ワックスとボディコーティングは似ていますが、使われている素材や持続期間が違います。

ワックスの成分は油脂系でできており、塗装面に塗って薄い被膜をつくることで、雨や汚れからボディを保護します。

ボディコーティングの場合は、分子同士が結合したポリマー素材やガラス繊維が使われているため、一度施工してできた被膜は落ちにくくなっています。

ワックスの特徴
  • 被膜の持続期間は約1か月
  • 安価で手軽に入手できる
  • 主成分は油
  • 自分で手軽に施工できる
  • 撥水性に優れている

ボディコーティングするメリット

塗装面に艶や光沢が出る

クルマは古くなると、塗装面の色がくすんできたりツヤが無くなってきます。

その理由は、紫外線や排気ガス、ホコリ、泥汚れなどで、塗装が徐々に劣化していくためです。

新車の状態でコーティングしておけば、硬い皮膜が塗装の劣化を防いでくれるので、ツヤや輝きを長期間維持することができます。

また、古くなったクルマでも、コーティングすることでツヤや輝きをある程度取り戻すことができます。

 

傷や汚れがつきにくくなる

ボディをコーティングすることで、小さなキズが付くのを防いだり、撥水効果で雨や泥汚れを付くのを防ぐことができます。

キズや汚れを防ぐ効果は、コーティングの種類によって異なりますが、一番被膜の強度が高いのはガラスコーティングです。

コーティングしておけば、塗装面に直接キズや汚れが付かないので、長期間キレイな塗装を維持することができます。

 

手入れがしやすくなる

キズなどが原因で、ボディには目に見えないような小さな凹凸がたくさんあります。

コーティングすることで、凹凸がなめらかになるため、汚れや水滴が付きにくくなります。

また、コーティングの種類によっては撥水性能が上がるため、汚れが落ちやすくなり洗車が楽になります。

 

ボディコーティングする際の注意点

高額な費用がかかる

ガラスコーティングをする場合、軽自動車でも約4万円、ワンボックスタイプで約10万円程度の費用がかかります。

ボディサイズによって費用は変わりますが、気軽に頼める金額とは言えないかもしれません。

また、施工業者によって費用は違ってきますので、ボディコーティングをする際は複数の業者から見積を取ってみるのがおすすめです。

 

時間がかかる

ポリマー系コーティングであれば、数時間もあれば施工できるものもあります。

でも、ガラスコーティングをしようと思ったら数日間クルマを預ける必要があります。

下地処理をしっかり行ってからコーティングする必要があるので、長ければ4~5日ほどクルマを預けなければならない場合があります。

また、コーティング後も成分が硬化するまで2週間ほど時間がかかるため、その間は車庫にしまっておくなどして、しっかり乾燥させておく必要があります。

 

日々のメンテナンスが重要

コーティングすれば、キズや汚れが付きにくくなりますが、全く汚れないわけではありません。

何もせずに放置しておけば汚れていきますし、コーティング面が早く劣化してしまいます。

そのため、コーティングした後も定期的に洗車したりメンテナンスする必要があります。

コーティング面のメンテナンスについては、施工した際にメンテナンスキットなどを貰える場合が多くあります。

メンテナンスキットの中に専用のクリーナーなどが含まれていれば、それを使って定期的にボディをクリーニングすることで、コーティングを長持ちさせることができます。

コーティングを剥がすのは面倒

カー用品店などで購入したワックスであれば、1か月もすれば油脂の被膜が自然と落ちてきます。

でも、ガラスコーティングの場合は特殊な溶剤を使って施工するため、コーティングを剥がそうと思ったら素人には無理です。

ポリッシャーなどの研磨機を使って、ボディの表面を丁寧に磨いていく必要があります。

薄い被膜を均等に磨いて落としていくのは、専門の業者でも大変な作業です。

もしもコーティングを剥がしたいと思った場合は、時間やお金がかかることを覚悟しておく必要があります。

 

ボディコーティングしたクルマを高く売る方法

ボディコーティングは、愛車をキレイな状態に保つためのものであって、高く売るためのものではありません。

クルマの塗装技術は進歩してきているので、定期的に洗車をしておくだけでもキレイな外観を保つことはできます。

愛車を高く売りたいと思ったら、コーティングして満足するのではなく、日々のメンテナンスをしっかり行っておく方が有利になります。

また、査定の際は複数の業者に競わせるのもおすすめです。

業者によっては10万円以上価格が変わってくる場合もあります。

どの業者が一番高く買い取ってくれるかを簡単に知ろうと思ったら、一括査定を利用するのが便利です。

 

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さいごに

ボディコーティングは、愛車をキレイな状態に保つためのものであって、高く売るためのものではありません。

クルマの塗装技術は進歩してきているので、定期的に洗車をしておくだけでもキレイな外観を保つことはできます。

愛車を高く売りたいと思ったら、コーティングして満足するのではなく、日々のメンテナンスをしっかり行っておく方が有利になります。

 

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