お得に中古車を買おうと思ったら、どうやって中古車販売店を選べばいいの？
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、ディーラー系中古車販売店と一般中古車販売店の違いが分かります。
中古車を買おうと思い立ったら、まずは中古車中古車販売店に行ってみようという人は多いのではないでしょうか？
中古車を販売するお店は、大きくディーラー系中古車販売店と一般中古車販売店に分けられます。
それぞれの特徴や違いを知ることで、自分に合ったクルマをお得に購入できる可能性は高くなるもの。
特に、状態の良い中古車が欲しい場合や、充実した保証やメンテナンスを希望する場合は、ディーラー系中古車販売店で探すのがおすすめです。
一般中古車販売店ではなかなか見つからない、コンディションの良い中古車に出会えることもあります。
今回は、ディーラー系中古車販売店と一般中古車販売店の違いと、ディーラー系中古車販売店の魅力について解説します。
ディーラー系中古車販売店と一般中古車販売店の違い
ディーラー系中古車販売店とは
一般的に「ディーラー」と言えば、特定メーカーのクルマを販売しているお店のことを指します。
例えばトヨタであれば、トヨペットやネッツなどの看板を掲げた店舗のこと。
こうしたお店は、特定のメーカーと特約店契約を結んでいるため、サービスの基準や取り扱うクルマのレベルがメーカーによって決められています。
そのため、営業マンやメンテナンススタッフのサービスに、一定の水準以上を期待できるんです。
基本的に、メーカーと特約店契約を結んだディーラーでは、新車が販売されていります。
でも、店によっては中古車も販売されているんです。
たとえば、トヨタの「カーロッツ」や、ホンダの「オートテラス」、日産の「カーミナル」など、ディーラーの店舗に併設されていたり、単独舗として運営されている店もあります。
こうしたディーラー系中古車販売店で売られている車の多くは、新車が販売された際に下取ったクルマ。
そのため、特約店契約を結んでいるメーカーの車種だけでなく、さまざまなメーカーのクルマが売られています。
一般中古車販売店とは
一般中古車販売店とは、個人や企業が経営している車の販売店のことです。
中古車の販売だけでなく、買取も行っているところもあります。
正規ディーラーでは、そのメーカーの車しか扱うことができませんが、一般中古車販売店ではさまざまなメーカーの車を扱うことが可能。
「軽自動車専門店」「外車専門店」など、独自の販売スタイルや特徴を持った店もたくさんあります。
販売のみを行っている一般中古車販売店では、中古車販売店向けのオークションを利用してクルマを仕入れます。
オークションで中古車を競り落とす必要があるため、仕入れ担当者の「目利き」が重要。
ディーラー系中古車販売店で買うよりも安価に購入できる場合もありますが、アフターサービスは店によってばらつきがあります。
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ディーラー系中古車販売店で購入するメリット
一定以上の品質が保たれている
ディーラー系中古車販売店を利用する一番のメリットは、一定以上の品質の中古車のみが取り扱われているということ。
ディーラーの名前を冠しているため、すぐに壊れてしまうような中古車を販売してしまうと、ブランドイメージを傷つけてしまうことになります。
そのため、ディーラー系中古車販売店が取り扱う中古車は、一定基準を満たしたクルマだけなんです。
過走行のクルマや年式が古いクルマ、大きな修復歴のあるクルマは、ディーラー系中古車店では基本的に扱いません。
ディーラー毎に決められたチェック項目をクリアし、綺麗に整備された状態の中古車が、ディーラー系中古車販売店には並んでいると考えて良いでしょう。
クルマの素性がしっかりしている
ディーラー系中古車販売店で売られている中古車は、新車に乗り換える際に下取りされたクルマがほとんど。
中には、新車で販売されてから数年後、下取り車としてディーラーに戻ってくるクルマもあります。
こうしたクルマは、ディーラーで定期メンテナンスがしっかり行われてきたものも多く、メーターが改ざんされていたり事故歴が隠されれていたりする可能性はほとんどありません。
整備記録が残っているクルマも多いので、どんな乗り方がされてきたクルマなのか素性がはっきりしています。
保証がしっかりしている
各ディーラー系中古車販売店では、充実したアフター保証が用意されています。
短いところでも数か月、長いところで数年間の保証が付いており、走行に支障が出るような重大な問題が発生した場合、アフター保証を受けられるんです。
設備やスタッフが充実している
中古車を購入後、万が一トラブルが見つかった場合でも、ディーラー系中古車販売店であれば充実したメンテナンスを受けることができます。
知識や経験が豊富が整備スタッフがいるため、そのクルマ特有の癖やトラブルなども熟知しており、スムーズに対応してもらえると思って間違いないでしょう。
例えば、ホンダのディーラーでフィットハイブリッドの中古車を購入した場合、同じ車種を何台も整備をしてきた実績があるため、的確に整備してもらえます。
また、クルマを整備するために必要な専用工具やシステムも揃っています。
修理が必要なトラブルが起こらなかったとしても、定期メンテナンスや車検もディーラー系駐車販売店に頼んでおけば安心です。
全国展開のネットワークを利用できる
ディーラー系中古車販売店は、全国で展開しています。
そのため、訪れた店に希望条件に合った中古車が無くても、全国の系列店から探してもらうことが可能。
中古車探しの時だけでなく、購入後のメンテナンスやアフター保証を受ける際も、全国の系列店を利用することができます。
ディーラー系中古車販売店でしか手に入らないクルマがある
基本的に、ディーラー系中古車販売店で売られているクルマは、新車を購入する際に下取りされたクルマなど、素性がしっかりした品質の良い中古車です。
それに加え、新車販売拠点からまわってくる
- 展示車
- 試乗車
- 未使用車
なども並んでいることがあります。
これらは、高年式で走行距離が非常に少ないクルマばかりです。
「展示車」はオプションが充実した高グレード車が多い
展示車とは、ディーラーのショールーム内などに展示されている車両のことです。
走行距離は非常に少なく、内装も外装もピカピカに磨き上げられています。
展示車は、さまざまな人から触れられる機会の多かったクルマではありますが、ほとんど新車に近い状態。
クルマの魅力をアピールするため、オプションや装備がフルに付いていることが多くあります。
そんな展示車ですが、欲しい車種で見つけるのはなかなか困難です。
ほぼ新車状態でオプションが充実しているのに、「さまざまな人が触れたクルマ」というだけで安く販売されているため、非常に人気です。
店頭に並んでも、すぐに売り切れてしまう可能性が高い中古車です。
「試乗車」は、トラブルの可能性が少ないお買い得車
試乗車は、購入を検討している人向けに用意されているクルマです。
走行距離は5000km以下のものが多く、状態の良い車両がほとんど。
試乗車は新車の見本という役割を持っているため、入念な整備や清掃が行われています。
また、市場の際はディーラー営業マンも同乗するため、乱暴な運転がされることもまずありません。
年式が新しく、走行距離の少ないお買い得車輌です。
「未使用車」は、ナンバー登録済みだけど新車同然のクルマ
未使用車とは、ナンバー登録はしてあるけれど、ほとんど使われていない新車同然のクルマのことです。
未使用車については、こちらで詳しく解説しています。
法律上は中古車になりますが、実質的には新車と変わりません。
新車で購入するよりも、1割以上安く購入できる場合も多いため、欲しい車種の未使用車を見つけたら、是非チェックしておくのがおすすめです。
ディーラー系中古車販売店で購入するデメリット
価格が高い
高品質な中古車のみを取り扱っているディーラー系中古車販売店ですが、品質が優れている分、車両価格が高くなってしまいます。
中古車によっては、新車で購入するのとあまり変わらないかもしれません。
でも忘れてはいけないのは、クルマは大切な命を預けることになるアイテムだということ。
安心して乗るためには、見た目や快適な室内装備だけでなく、機械トラブルが無いということも重要です。
いくら車両自体を安く買えたとしても、メンテナンスにコストがかかりすぎてしまったのでは、元も子もありません。
多少高価だっとしても、安全を買うという意味では品質の良いクルマの方がお買い得と言えるでしょう。
さいごに
ディーラー系中古車販売店で売られている中古車は、価格は高めですが新車に近いメンテナンスやアフターサービスが受けられるのは大きな魅力です。
お店ごとの品質のばらつきも少ないので、安心して中古車を選ぶことができます。
中古車の状態を確認する自信がない人にとっては、質の良い中古車を探すのにピッタリです。
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