洗車機で洗車しても、別に問題ないんでしょう?
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、手洗い洗車と洗車機のメリット・デメリットが分かります。
愛車をキレイな状態に保つためには、定期的な洗車が欠かせません。
自宅に洗車スペースが無い場合は、ガソリンスタンドやコイン洗車場を利用するという人がほとんどではないでしょうか?
もちろん、プロに洗車を依頼するのもいいのですが、自分で洗車すればクルマへの愛着も更に沸いてくるもの。
自分で洗車する場合は、主に手洗い洗車か洗車機の2択になってくると思います。
どちらが効率よく、愛車をキレイにすることができるのでしょうか?
今回は、手洗い洗車と洗車機の違いについて、詳しく解説します。
『手洗い洗車』と『洗車機』の比較
まずは「手洗い洗車」と「洗車機」の違いについて、比較表にまとめてみます。
ここで言う「手洗い洗車」とは、自宅などの洗車スペースが確保できる場所で、自分で用意した道具を使って洗車する方法です。
また、「洗車機」はガソリンスタンドやコイン洗車場、カー用品店などに設置された洗車機を使って洗車する方法として考えています。
手洗い洗車 | 洗車機 | |
費用 | 自宅で洗車する場合は約100円前後 | 300円程度から2000円程度まで |
労力 | 大きい | 少ない |
必要環境 | 水や洗剤が飛び散っても良い場所 | ガソリンスタンド、コイン洗車場、カー用品店など |
用意するもの | 洗車道具一式、水道、ホースなど | お金 |
時間 | 30分から1時間程度 | 5分から15分程度 |
仕上がり | 洗い残しが少ない | 汚れが残る場合がある |
キズ | 注意すれば防ぐことが可能 | 細かなキズは付きやすい |
それぞれ詳しく見ていきます。
洗車にかかる費用の違いは?
洗車を安く済ませようと思ったら、手洗い洗車がおすすめです。
- 洗車道具(バケツ、ホース、ブラシ、スポンジ、タオル、カーシャンプー、ワックスなど)
- 水道代
最初に必要な道具を揃えておけば、あとは基本的に水道代だけで済みます。
カーシャンプーは20回の洗車ごと、洗車スポンジは30回の洗車ごとに買い替えると考えても、1回当たりの手洗い洗車代金は100円から150円程度。
一方、洗車機を使う場合は、お金だけ用意すればいい場合がほとんどです。
ガソリンスタンドやコイン洗車場に行けば、必要な道具は全て用意されています。
なお、洗車機の料金は、洗車メニューによって異なります。
平均的に、以下のような金額に設定されていることが多いようです。
- 水洗い洗車 300円~500円程度
- シャンプー洗車 300円~800円程度
- ワックス洗車 600円~1000円程度
- コーティング洗車 1000円~1800円程度
このほかにも、追加料金を払えば下部洗浄やホイール洗浄できるオプションが用意されています。
洗車にかかる費用は、手洗い洗車の方が断然安い。
洗車にかかる労力の違いは?
洗車は意外と体力を使います。
最小限の労力で洗車しようと思ったら、洗車機を使うのがおすすめです。
水洗い、シャンプー、拭き上げまでを全て自分でやらなければならない。
手洗い洗車した後、ワックスがけまで終わらせようと思ったら、2時間程度はかかります。
洗車は想像以上に疲れる作業です。
中腰姿勢になったり、脚立を使って手の届きにくい箇所を拭いたりと、かなりの労力が必要です。
一方、洗車機を使う場合は、最小限の労力だけで済みます。
拭き上げだけで済む。
洗車機を使えば、短い時間で水洗い洗車やシャンプー洗車、コーティング洗車などができます。
洗車の最後に水滴が吹き飛ばされるため、拭き上げも軽く拭き取るだけで済みます。
洗車にかかる労力は、洗車機を使った方が断然楽になる。
洗車に必要な環境の違いは?
洗車に必要な環境は、「水」と「スペース」の2つ。
アパートやマンションなどの共同駐車場の場合、必要な環境を準備するのは難しいかもしれません。
- 汚れや洗剤を洗い流すための大量の水を使える場所
- 泡や水が飛び散っても周囲に迷惑をかけないスペース
手洗い洗車では、大量の水を使います。
普通車の場合、1回の手洗い洗車で100リットルから200リットル程度の水を使うと言われています。
どんなに丁寧に洗車しても、水や泡は周囲に飛び散ってしまうもの。
洗車中はドアを開けておくことも多いため、クルマを置いておいて周囲の邪魔にならないスペースを確保しておく必要があります。
一方、洗車機の場合は、敷地内に洗車スペースと拭き上げスペースが確保されている場合がほとんどです。
敷地内に全て用意されている
ルールを守って洗車すれば、周囲に迷惑をかけることなく、効率的に洗車できるのが洗車機の魅力です。
洗車に必要な環境は、洗車機のあるガソリンスタンドやコイン洗車場が断然使いやすい。
洗車の際、用意しなければならないものは?
洗車しようと思ったら、最低限必要なのは「水」と「拭き上げタオル」です。
手洗い洗車をする場合は、道具を全て自分で用意する必要があります。
- 洗車道具一式(バケツ、ホース、ブラシ、スポンジ、タオル、カーシャンプー、ワックスなど)
- 水道
- ホース
特に重要なのが、水道です。
自宅で洗車する場合、一戸建てであれば用意やすいかもしれませんが、アパートやマンションだと自由に水道を使えないケースがほとんど。
一方、洗車機を利用する場合は、お金さえ準備しておけば良いと言えます。
ガソリンスタンドやコイン洗車場に行けば、必要な道具が全て用意されているところが増えています。
- お金
- 必要であれば、拭き上げタオル
旅行先などでも、手ぶらで気軽に利用できるのが、洗車機の魅力です。
洗車機を利用するのであれば、基本的に洗車グッズを用意しなくて済む。
洗車にかかる時間の違いは?
水洗い洗車するか、ワックス洗車するかで洗車時間は違ってきますが、洗車機を利用した方が断然短時間で終わらせることができます。
30分以上。ワックスをかける場合は1時間から2時間程度かかる。
丁寧に手洗い洗車しようとしたら、1時間くらいかかるかもしれません。
一方、洗車機の場合はクルマを入れるだけで洗車してくれるので、短時間で終わります。
5分から10分程度。
ワックス洗車やコーティング洗車の場合でも、洗車機を利用すれば10分から15分程度で終わります。
時間のないときはとっても便利です。
短時間で洗車を終わらせたければ、洗車機を利用するのがおすすめ。
洗車の仕上がりの違いは?
せっかく洗車するからには、汚れをキレイに落としてピカピカに仕上げたいもの。
隅々までキレイに洗車しようと思ったら、手洗い洗車がおすすめです。
- 隅々までキレイに洗車できる
- 汚れている部分を集中して洗えるから、洗い残しが少ない
手洗いする場合、自分の手で隅から隅まで洗うことができます。
洗車機のブラシが届かないような、細かな部分や凹凸部分、下回りもキレイにすることができます。
特に、ワイパーやドアミラーの辺りは汚れが溜まりやすく、洗車機が苦手とする箇所です。
こうしたパーツもキレイにできるのが、手洗い洗車の魅力です。
手洗い洗車に比べると、洗車機を利用した場合汚れが落としきれない可能性が高くなります。
- 専用ブラシが当たる部分しか洗えないので、細かな部分の汚れが残る可能性がある。
- ブラシの圧力は一定なので、ガンコな汚れは落ちにくい
軽い汚れであれば、洗車機でも十分落とすことができますが、こびりついた汚れを落とそうと思ったら、手洗い洗車がおすすめです。
細かな部分までしっかりキレイにできるのは、手洗い洗車。
洗車でキズが付く可能性は?
手洗い洗車をする場合でも、洗車機を使う場合でも、正しく洗わないとクルマにキズが付いてしまう可能性があります。
- 予備洗いせず、いきなりスポンジでこするとキズが付きやすい
- 硬いブラシでボディをこすると、キズが付きやすい
- コーティング車に、研磨剤入りのシャンプーを使うとキズが付きやすい
- 脚立や洗車道具をぶつけてしまうと、キズが付く可能性がある
手洗い洗車をする場合、洗い方に気を配らないと、クルマを傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。
ただ、手洗い洗車をすると、普段気づかなかったキズや異変を見つけやすいというメリットがあります。
洗車するときに車の細かな部分をチェックすれば、早めにキズや異変に対処することができます。
一方、洗車機を使う場合は、柔らかい専用ブラシで洗車することになります。
最近の洗車機は、キズが付きにくいように改良されたものが増えてきていますが、クルマにゴミやホコリが付着したままだと、どうしても細かなキズが付きやすくなります。
- ゴミやホコリが付着したままだと、細かな洗車傷が付きやすい。
- ジェット水流で小石などが吹き飛ばされ、キズが付くことがある。
洗車機を利用する場合、キズだけでなくクルマのパーツが壊れてしまう可能性もあります。
- 折りたたみできないドアミラー
- リアワイパー
など、洗車機によっては洗車前に装備品の有無を指定しておかないと、パーツが壊れてしまう可能性もゼロではありません。
洗車前に、注意事項をしっかり確認しておく必要があります。
洗い方の手順や機械の使用方法を間違うと、キズが付いてしまう可能性がある
結局、「手洗い洗車」と「洗車機」のどっちがいいの?
手洗い洗車と洗車機の違いをまとめると
手洗い洗車 | 洗車機 | |
費用 | 自宅で洗車する場合は約100円前後 | 300円程度から2000円程度まで |
労力 | 大きい | 少ない |
必要環境 | 水や洗剤が飛び散っても良い場所 | ガソリンスタンド、コイン洗車場、カー用品店など |
用意するもの | 洗車道具一式、水道、ホースなど | お金 |
時間 | 30分から1時間程度 | 5分から15分程度 |
仕上がり | 洗い残しが少ない | 汚れが残る場合がある |
キズ | 注意すれば防ぐことが可能 | 細かなキズは付きやすい |
手軽に洗車したい場合は、洗車機。
汚れをしっかり落としたければ、手洗い洗車を選ぶのがおすすめです。
いずれの場合も大切なのは、洗車手順や機械の使用方法を正しく行うということ。
間違った手順で洗車してしまうと、ボディにキズが付いたりパーツが壊れてしまう可能性もあります。
「手洗い洗車」と「洗車機」のメリットを併せ持つ、おすすめの洗車方法
手洗い洗車と洗車機には、それぞれメリットとデメリットがあります。
どちらを選ぶかは、必要な時間や労力、仕上がり具合などを比較しながら決めることになります。
でも、世の中には手洗い洗車と洗車機それぞれのメリットを併せ持った洗車方法があるんです。
この方法を使えば、時間や労力をかけず、愛車をピカピカに仕上げることができます。
その方法とは、コーティング剤を使った洗車です。
良質なコーティング剤を選んで、愛車にコーティングを施しておくだけで、次のようなメリットがあるんです。
- ボディの輝きが長期間維持できる
- 洗車傷が付きにくくなる
- 汚れが付きにくくなるから、洗車時間を大幅に短縮できるようになる
良質なコーティング剤を施工しておけば、水洗いでも簡単に汚れを落とすことができるようになります。
ボディの表面を被膜でコーティングするため、洗車機を使っても洗車傷が付きにくくなるのも大きな魅力。
コーティングを施すだけで、洗車の負担を大幅に軽減することができます。
さいごに
手洗い洗車と洗車機には、それぞれメリットとデメリットがありますが、
- 自分で細かな部分まで綺麗にしたい人は手洗い洗車
- 時間と労力を減らしたい人は洗車機
という選択をしておけば間違いないでしょう。
また、良質なコーティング剤を施工しておけば、ボディをキズや汚れから長期間保護してくれるため、洗車の負担を大幅に減らすことができます。
費用や目的に合わせて、自分にピッタリの洗車方法を選択するのがおすすめです。
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