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中古車選びで見落としがちな、保証期間と保障内容について分かりやすく解説

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2021

男性
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中古車を買うときは、やっぱりしっかりした保証がついていた方がいいよね?

そんな疑問にお答えします。

当記事を読めば、安心して中古車を購入するために必要な保障内容が分かります。

トラジロー
トラジロー
こんにちは、トラジローです。

新車を購入する場合は、必ず充実したメーカー保証がついてきます。

でも、中古車の場合はどうでしょう。

「最近のクルマは性能がいいから、保証なんて必要ない」

「自分が選んだ中古車に限っては、トラブルなんて起こるはずはない」

なんて思っていませんか?

中古車は、前オーナーがどんな乗り方をしていたか分かりません。

定期的にメンテナンスをしていたのであればトラブルは少ないかもしれませんが、荒っぽい乗り方をしてほとんどメンテナンスをしていなかった場合は、トラブルが起こる可能性だってあります。

中古車の初期不良トラブルは意外と多いもの。

また、中古車はクーリングオフの対象外なので、簡単に返品することもできません。

「購入後の保証なし」なんて中古車を選んでしまうと、トラブルの元です。

そんなトラブルに巻き込まれないためにも、今回は中古車の保証について詳しく解説します。

 

新車と中古車の保証

新車の保証範囲

国産車を新車で購入した場合、通常は

  • 一般保証
  • 特別保証

の2種類のメーカー保証を受けることができます。

一般保証とは、消耗品などを除くほとんどの部品が対象。

一般保証が受けられる期間は、3年または走行距離6万kmまでとされています。

期間内にエアコンやカーナビ他にに不具合が生じた場合、無償で保証修理を受けることができます。

この一般保証とは別に、重要な機能を果たす部品に関しては「特別保証」が設けられています。

期間は、新車購入後5年もしくは走行距離10万kmまでというのが一般的。

エンジンやステアリングなど、クルマの走行や安全に関わる重要な部品について、無料で補償修理を受けることができます。

 

中古車の保証範囲

中古車の場合、販売店によって保障内容が変わってきます。

  • 保証が付いている
  • 保証が全く付いていない

の2種類があります。

保証が付いている場合は、一般的に新車の「特別保証」が対象となっている場合がほとんどです。

クルマの走行や安全に関する重要な部品に不具合があった場合が対象となっており、「一般保証」部分については対象外ということが多いようです。

中古車の保証の場合、保証期間は納車後1ヶ月もしくはは3千km以内程度に限定されている場合があります。

最近は、全国ネットの中古車販売店などを筆頭に、独自の長期保証サービスを展開している会社も増えています。

でも、中古車販売店によっては、保証が全く付いていない場合もあります。

保証をつけていない、もしくは保証期間が非常に短いという場合は、取り扱っている中古車に対して、販売店が自信を持っていないからとも考えられます。

品質に自信があれば、保証を充実させても問題ないはず。

保証が付いていない、もしくは保証が極端に短い場合は、その中古車の品質が疑わしいと考えてもいいかもしれません。

 

中古車に保証は必要なのか

中古車を購入する際、保証は必ず付いていた方が良いでしょう。

1台のクルマには、約3万点の部品が使われていると言われています。

単なる部品の組み合わせだけでなく、コンピューター制御やハイブリッドシステムが導入されていて、複雑な構造になっているクルマもたくさんあります。

このような複雑な仕組みで成り立っているクルマは、ちょっとした部品の不具合で大きなトラブルが発生することも考えられます。

特に中古車の場合は、新車に比べて部品が劣化・消耗していることが考えられます。

当然、新車と比べて故障のリスクが高くなります。

そのため、中古車を購入する際は、中古車販売店にきちんとした保証やアフターサービスが用意されているかどうか、必ず確認しておく必要があります。

 

どの程度の保証があれば安心か

中古車を購入する場合、最低でも6か月間の保証は欲しいもの。

中古車の場合は、購入後間もない期間にトラブルが起こる可能性があります。

販売店が見逃していた不具合があるかもしれませんし、長期間在庫されていた車両の場合は、保管中に部品が劣化していることだって考えられます。

ある程度の保証期間があれば、購入してすぐに発生した不具合については無償で対応してもらえます。

そのため、保証期間は最低でも6か月以上は欲しいところです。

 

保障内容のチェックポイント

どのような不具合が対象になっているか

中古車を購入する際は、保証が付いたものを選ぶのが基本です。

では、どのような保証が付いていれば安心でしょうか。

一番最初に確認したいのは、どのような不具合が保証対象になっているかということ。

基本的には、エアコンやカーナビなどの電装部品と、エンジンやサスペンション、ステアリングなどのなどの消耗品を除いた部品の故障が対象になっています。

中古車販売店によって、保証の範囲が異なるので必ず事前にチェックしておきましょう。

 

いつまで保証してもらえるのか

中古車販売店によって、保証期間はさまざまです。

また、同じ中古車販売店で売られている中古車でも、年式や走行距離、価格によって保証期間が異なる場合があります。

少なくとも、購入後6か月以上・走行距離6000㎞程度の保証期間は欲しいもの。

短い場合は、購入後3か月・走行距離3000㎞程度に設定されている場合もあります。

逆に保証期間が長いものでは、購入後2年間の保証が付いている場合もあります。

こうした長期保証は、中古車販売店が一定の基準を満たしていると認めた「認定中古車」に付いている場合がほとんど。

状態がよく、保証も充実した認定中古車を選べば、購入後のトラブルも少ないと考えられます。

 

保証が充実しているのは、ディーラー系中古車販売店

安心できる保証を付けたい場合は、ディーラー系中古車販売店で購入することをおすすめします。

ディーラー系中古車販売店で取り扱っている中古車は、品質が良く保証期間が長いというメリットがあります。

特に、トヨタ系・ニッサン系・ホンダ系・マツダ系の中古車販売店では、1年間走行距離無制限の無料保証がついてきます。

有料のオプション保証を付ければ、最長2年間の延長も可能な場合もあります。

充実した保証を付けたければ、ディーラー系中古車販売店で中古車探しをするのがおすすめです。

注意点としては、車両本体価格が相場より高めに設定されているように見えるところ。

これはあくまで、「見える」だけです。

品質や長期に渡る保証内容を総合的に見ると、お得だと言えます。

 

大手中古車チェーン店も、保証が充実している

ガリバーやビッグモーター、ラビットなど、大手の中古車チェーン店では独自の保証が用意されています。

ディーラー系中古車販売店に比べると、保証金額は割高ですが、その分保証は充実しています。

例えばラビットの場合、スタンダードプランでは購入後6ヶ月、もしくは走行距離が6,000kmに達するまでが保証期間となっています。

ワイドプランも用意されていますが、こちらは購入後12ヶ月もしくは走行距離12,000km、更にプレミア保証を付ければ最長15年間保証を付けることができます。

大手中古車チェーン店が用意する保証は、ディーラー系中古車販売店に比べて保証範囲が広くなっています。

中古車を長く乗りたい人にとっては、大手中古車チェーンを利用すれば充実した保証が受けられて安心です。

 

さいごに

低価格の中古車を中心に販売している店の場合、保証が全く付かないこともあります。

仮に保証が付いたとしても、保証期間が1ヵ月あるいは1,000kmまでだったり、3ヵ月あるいは3,000kmまでといった、極端に短い期間に設定されていること。

また、無料保証は部品代のみで、工賃は有料に設定されているケースもあるようです。

一般的に、無料保証は部品代と工賃を含めたものと考えられています。

名ばかりの無料保証や、車両本体価格の安さに惑わされたりしないよう、保証が充実した中古車販売店でクルマを選ぶのをおすすめします。

 

 

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