そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、クルマの売却に必要な書類が分かります。
クルマを売却しようと思ったら、名義変更のためにさまざまな書類を用意しなければいけません。
なぜならクルマは大切な資産なので、購入する際も手放す際も、法的な手続きをしなければならないから。
また、売却時に用意しなければならない書類は、普通自動車と軽自動車で違ってきます。
売却手続きをスムーズに進めるためにも、事前に必要書類が揃っているかどうかチェックしておくのがおすすめです。
今回は、クルマの売却時に必要となる書類について詳しく解説します。
普通自動車と軽自動車で異なる必要書類
クルマを売却する際に必要となる書類は、普通自動車と軽自動車では異なります。
どちらの場合でも、次の書類が必要となります。
必要な書類 | 普通自動車 | 軽自動車 |
自動車検査証(車検証) | ○ | ○ |
自賠責保険証明書 | ○ | ○ |
自動車税納税証明書 | ○ | ○ |
リサイクル券 | ○ | ○ |
実印 | ○ | |
印鑑登録証明書 | ○ | |
認印 | ○ | |
振込口座情報 | ○ | ○ |
譲渡証明書 | ○ | |
委任状 | ○ | ○ |
それぞれ詳しく解説していきます。
普通車の売却に必要な書類
普通車の売却に必要な書類は、以下の8種類です。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書
- リサイクル券
- 実印
- 印鑑登録証明書
- 振込口座情報
- 譲渡証明書
自動車検査証(車検証)
自動車検査証は、一般的に「車検証」と呼ばれている書類です。
クルマの詳細情報や所有者情報が詳しく書かれています。
この自動車検査証が無いと、クルマを売却することはできません。
通常、助手席側のグローブボックスに収納されている場合がほとんどなので、事前に確認しておきましょう。
書類で必ずチェックしておきたいのは、所有者の名義です。
ディーラーローンが完済されていない場合は、所有者の名義が自動車販売店になっている場合があります。
その場合、「移転登録」と呼ばれる名義変更の手続きが必要になります。
移転登録ができるかどうかについては、ローンの残額や売却額によって違ってくるので、所有者に相談しておかなければいけません。
また、結婚や引っ越しなどで、名前や住所が変わっている場合も注意が必要です。
車検証と名前や住所が違っている場合は、「住民票」や「戸籍の附票」、「戸籍謄本」などの書類が必要になります。
もしもどこを探しても自動車検査証(車検証)が見つからない場合は、陸運局で再発行してもらうことができます。
ナンバープレートに記載されている管轄の陸運局へ行けば、再発行の手続きが可能です。
費用は、再発行手数料の300円と申請用紙代のみで、即日再発行してもらえます。
自賠責保険証明書
クルマの持ち主は、自賠責保険への加入が義務付けられています。
この書類がなかったり、期限が切れていたりすると自賠責保険を次の所有者に名義変更することができないので、クルマを売却できません。
大抵は車検証と一緒に保管されているため、事前に確認しておきましょう。
自賠責保険証明書を紛失してしまった場合は、保険会社で再発行してもらうことができます。
どの保険会社で自賠責保険の手続きを行ったか分からない場合は、車検を依頼した整備工場やディーラーに問い合わせれば大抵教えてもらえます。
自賠責保険は、車検の際に継続手続きが行われるので、整備工場やディーラーが把握しています。
自動車納税証明書
自動車税は、毎年4月1日時点でクルマの所有者に課せられる税金です。
自動車税を納めていないと、次の車検を受けることができません。
そのため、自動車税が未納の場合はクルマを売却できない場合があります。
自動車納税証明書は、コンビニなどで自動車税を支払った際に受け取る半券のこと。
都道府県によっては、ネットバンクやATMでPay-easy(ペイジー)を利用して自動車税を支払える場合があります。
Pay-easyを利用して支払った場合は、車検時に領収書(納税証明証)の提出は省略できるようになっています。
自動車納税証明書を紛失し舞った場合は、各都道府県の都道府県税事務所で再発行してもらえます。
必要なものは、クルマのナンバーのみ。
手数料無料で、証明書を再発行してもらえます。
リサイクル券
リサイクル券とは、「自動車リサイクル法」で定められたリサイクル料を収めた際に受け取る証明書のことです。
リサイクル料とは、クルマを廃車にする際の費用のことで、原則として新車購入時に支払います。
クルマを廃車にせず、中古車として売却する場合は、リサイクル料金が戻ってきます。
車検証と一緒に、車検証入れに保管されている場合がほとんどです。
インターネットの「自動車リサイクルシステム」サイトから、「自動車リサイクル料金の預託状況」をダウンロードすることができます。
プリントアウトしておけば、リサイクル券の代用として使えます。
実印
実印とは市区町村で印鑑登録を行った印鑑のことです。
自動車の名義変更をするのに必要な、譲渡証明書や委任状を作成する際に必要となります。
市区町村で実印を登録していなかったり、登録済の印鑑を紛失してしまった場合は、役所で印鑑登録をし直す必要があります。
印鑑登録証明書
印鑑登録証明書は、登録された印鑑を市区町村が証明する書類のことです。
クルマを売却する際は、証明書発行後3か月以内のものを準備する必要があります。
市区町村によって異なりますが、1枚300円程度で発行してもらえます。
印鑑登録証明書は、新しくクルマを購入する際にも必要となります。
そのため、クルマの買い替えを予定している場合は、2通用意しておくのがおすすめです。
振込口座
売却したクルマの代金は、銀行振り込みで受け取る場合がほとんどです。
事前に振込口座の情報をメモしておくか、通帳を持参すればスムーズに手続きが進みます。
譲渡証明書
譲渡証明書とは、クルマを譲渡することを証明する書類です。
基本的に、買取業者が用意してくれます。
前オーナーであるあなたの、住所や氏名などを記入した後、実印を押します。
ローンで購入したクルマの場合、所有者がディーラーやローン会社の名義になっていることがあります。
その場合は、一旦所有者を自分名義に変更しておく必要があります。
名義を変更するには、ローンを完済しなければいけません。
クルマの売却金額を、残りのローンの支払いに充てたい場合は、買取業者に相談するのがおすすめです。
買取業者の営業マンが、ローン会社とやり取りをしてくれます。
軽自動車の売却に必要な書類
軽自動車の売却に必要な書類は、以下の7種類です。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車税納税証明書
- リサイクル券
- 認印
- 振込口座情報
- 譲渡証明書
自動車検査証(車検証)
普通自動車と同じく、軽自動車を売却する際も自動車検査証(車検証)が必ず必要となります。
この自動車検査証が無いと、クルマを売却することはできません。
通常、助手席側のグローブボックスに収納されている場合がほとんど。
書類で必ずチェックしておきたいのは、所有者の名義です。
ディーラーローンが完済されていない場合は、所有者の名義が自動車販売店になっている場合があります。
その場合、「移転登録」と呼ばれる名義変更の手続きが必要になります。
移転登録ができるかどうかについては、ローンの残額や売却額によって違ってくるので、所有者に相談しておかなければいけません。
また、結婚や引っ越しなどで、名前や住所が変わっている場合も注意が必要です。
車検証と名前や住所が違っている場合は、「住民票」や「戸籍の附票」、「戸籍謄本」などの書類が必要になります。
もしもどこを探しても自動車検査証(車検証)が見つからない場合は、陸運局で再発行してもらうことができます。
ナンバープレートに記載されている管轄の陸運局へ行けば、再発行の手続きが可能です。
費用は、再発行手数料の300円と申請用紙代のみで、即日再発行してもらえます。
自賠責保険証明書
クルマの持ち主は、自賠責保険への加入が義務付けられています。
この書類がなかったり、期限が切れていたりすると自賠責保険を次の所有者に名義変更することができないので、クルマを売却できません。
大抵は車検証と一緒に保管されているため、事前に確認しておきましょう。
自賠責保険証明書を紛失してしまった場合は、保険会社で再発行してもらうことができます。
どの保険会社で自賠責保険の手続きを行ったか分からない場合は、車検を依頼した整備工場やディーラーに問い合わせてみるのがおすすめです。
自賠責保険は、車検の際に継続手続きするので、大抵はそこで再発行の手続き方法を教えてもらえます。
軽自動車納税証明書
軽自動車税は、毎年4月1日時点でクルマの所有者に課せられる税金です。
軽自動車税を納めていないと、次の車検を受けることができません。
そのため、軽自動車税が未納の場合はクルマを売却できないことがほとんどです。
軽自動車納税証明書は、コンビニなどで自動車税を支払った際に受け取る半券のことです。
都道府県によっては、ネットバンクやATMでPay-easy(ペイジー)を利用して自動車税を支払える場合があります。
Pay-easyを利用して支払った場合は、車検時に領収書(納税証明証)の提出は省略できるようになっています。
軽自動車納税証明書を紛失し舞った場合は、各都道府県の都道府県税事務所で再発行してもらえます。
必要なものは、クルマのナンバーのみ。
手数料無料で、証明書を再発行してもらえます。
リサイクル券
リサイクル券とは、「自動車リサイクル法」で定められたリサイクル料を収めた際に受け取る証明書のことです。
リサイクル料とは、クルマを廃車にする際の費用のことですが、原則として新車購入時に支払います。
クルマを廃車にせず、中古車として売却する場合は、リサイクル料金が戻ってきます。
一般的に、車検証と一緒に車検証入れに保管されている場合がほとんどです。
インターネットの「自動車リサイクルシステム」サイトから、「自動車リサイクル料金の預託状況」をダウンロードすることができます。
プリントアウトしておけば、リサイクル券の代用として使えます。
認印
軽自動車は普通自動車と違い、国土交通省に登録する必要がありません。
そのため、実印や印鑑登録証明書を用意する必要はありません。
シャチハタ以外の印鑑を用意し、委任状や譲渡証明書などの必要書類に押印します。
振込口座
売却したクルマの代金は、銀行振り込みで受け取る場合がほとんどです。
事前に振込口座の情報をメモしておくか、通帳を持参すればスムーズに手続きが進みます。
譲渡証明書
譲渡証明書とは、クルマを譲渡することを証明する書類です。
基本的に、買取業者が用意してくれます。
前オーナーであるあなたの、住所や氏名などを記入した後、実印を押します。
ローンで購入したクルマの場合、所有者がディーラーやローン会社の名義になっていることがあります。
その場合は、一旦所有者を自分名義に変更しておく必要があります。
名義を変更するには、ローンを完済しなければいけません。
クルマの売却金額を、残りのローンの支払いに充てたい場合は、買取業者に相談するのがおすすめです。
買取業者の営業マンが、ローン会社とやり取りをしてくれます。
用意できればプラス査定になる可能性がある書類
定期点検整備記録簿
定期点検整備記録簿とは、そのクルマの点検や修理の履歴が記録されている書類のことです。
12か月点検や24か月点検といった、法定点検の整備記録を記録したものや、6か月点検などの定期点検の整備内容を記録したものがあります。
こうした整備記録を見れば、そのクルマがどのくらいの頻度でメンテナンスされていたかを知ることができます。
消耗品やエンジンオイルの交換時期も知ることができるので、次の交換タイミングを予測するのにも便利です。
整備記録簿がちゃんと残っていれば、買取査定でプラス評価されやすくなります。
必要書類が揃ったら、少しでも高く売却できる方法を探す
売却に必要な書類が揃ったら、次は売却方法選びです。
主なクルマの売却方法として
- ディーラーへ下取りに出す
- 中古車買取店へ売却する
- 個人売買
の3つの方法があります。
トラブルが少なく高値で売却できるのは、専門の中古車買取店へ売却する方法。
中古車買取店は、買い取ったクルマをオークションで売却したり、自社の店舗で販売します。
人気の車種ほど高値で再販できるため、業者間同士で買取競争が繰り広げられているんです。
買取業者には、店舗を全国展開している大手業者から、地域密着の買取業者、特定車種のみを取り扱う買取業者など、さまざまな業者があります。
そのため、愛車を少しでも高く売却したいと思ったら、複数の業者に査定してもらうのがおすすめです。
車種によっては、買取業者が違うだけで10万円以上買取価格に差が出ることもあります。
おすすめの車一括査定サイト
ユーカーパック
営業電話がかかってくることは無く、査定は提携ガソリンスタンドか自宅で1回のみ。
連絡も査定も、ユーカーパックから1回のみなので、わずらわしい電話や手続きが一切必要ないのが魅力です。
\1回の査定で最大5,000社が金額提示/
ガリバー
全国にある約550店舗を中心とした、約18000のネットワークを活用した車買取査定サイト。
買い取られたクルマは、全国のガリバーやオークション、海外店舗で販売されます。
累計販売台数は100万台以上。
豊富な実績をもとに、適正な査定金額を提示してくれます。
\あなたの愛車は今いくら?/
さいごに
クルマを売却する際は、名義変更のために様々な書類を用意しなければいけません。
用意しなければならない書類は、普通自動車と軽自動車で違ってきます。
売却手続きをスムーズに進めるためにも、事前に必要書類が揃っているかどうかチェックしておくのがおすすめです。
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