ローンが残っていても売却できるの？
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、ローンが残っているクルマを安心して売却する方法が分かります。
急な引っ越しなどが理由で、クルマが必要なくなってしまう人は多いのではないでしょうか？
でもローンが残っていると、簡単に手放すことはできません。
ローンが残っているクルマを手放そうと思ったら、クルマの所有権が誰になっているかチェックする必要があります。
今回は、ローンが残っているクルマを、できるだけ損せず手放す方法を紹介します。
ローンが残っていても売却できる
ローンが残っていても、クルマを売却することはできます。
ただし、
- どのような種類のローンを使用しているか
- ローンの残債がいくらあるのか
によって、売却方法は違ってきます。
ローンが残っているクルマを売却しようと思ったら、まずはどれくらいの金額のローンが残っているかを確認しなければいけません。
まずはローンの残高をチェック
ローンが残っている場合、まずはあとどのくらいのローン残債があるのか調べます。
一般的なローンの場合は、信販会社などから年に1～2回届くお知らせのハガキなどに、ローンの残債が記載されています。
もちろん、信販会社に直接問い合わせれば、正確な金額を教えてもらうこともできます。
愛車の売却額をチェック
ローンの残債額が分かったら、次は愛車がいくらで売れるのかを調べます。
ローンの支払いが終わっていない状態でクルマを売却する場合、
- ローンの残債額よりも査定額の方が高かった
- ローンの残債額よりも査定額の方が低かった
という2つのケースが考えられます。
ローンの残債額より査定額の方が高い場合
買取査定額がローンの残債額よりも高い場合は、クルマを売却して手にするお金でローンを完済することができます。
残ったお金は、次のクルマの購入資金にしたり、生活費に充てたりと、自由に使えます。
ローンの残債額より査定額の方が低い場合
買取査定額がローンの残債額よりも低い場合は、不足分を何とかして補填する必要があります。
手持ちの現金があれば、それを使って一括返済するのが一番理想的でしょう。
もしも難しい場合、新たに購入するクルマのローンに上乗せするか、不足金額分のローンを組むといった方法が考えられます。
ただし、こうした方法は信販会社やディーラーによっては対応してもらえないこともあります。
どういった方法で残りのローンを支払うことができるかは、現在のローン契約会社に確認しておく必要があります。
車検証の「所有者の氏名または名称」をチェック
ローンが残っている場合、
- ローンが残っていてもすぐに売却できる
- 残ったローンを全て返済しないと売却できない
という2つのケースがあります。
どちらに当てはまるかは、車検証の「所有者の氏名または名称」という欄をチェックすることで分かります。
「所有者の氏名または名称」が個人名義の場合
「所有者の氏名または名称」が個人名義、つまりあなたの名前になっている場合は、そのクルマの所有権はあなたにあります。
その場合は、基本的にローン中でもクルマを売却することはできますが、残りのローンが無くなるわけではありません。
注意したいのは、「所有者の氏名または名称」があなた名義になっていても、所有権は信販会社にあるというケースです。
信販会社が所有権を持っているというのは、もしもローンの支払いが滞ってしまった場合、信販会社の判断でクルマを売却する権利があるという意味です。
要は、クルマが担保になっているということ。
そのため、クルマの所有権を信販会社が留保している場合、「所有者の氏名または名称」があなたになっていたとしても、勝手にクルマを売却することはできません。
ローンが残っている場合は、信販会社が所有権を留保していないかどうか、問い合わせておく必要があります。
もしも信販会社が所有権を留保していた場合は、ローンを完済しておかなければいけません。
「所有者の氏名または名称」が、信販会社やディーラー名義の場合
車検証の「所有者の氏名または名称」が、信販会社やディーラー名義になっている場合は、ローンが完済するまでクルマの所有権はあなたにありません。
そのため、勝手に売却することもできないんです。
あなたに所有権の無いクルマを売却するためには、信販会社やディーラーにある所有権を解除し、あなたの名義に変更する必要があります。
そのためには、原則としてローンを完済する必要があります。
つまり、売却して得られるお金をローンの返済にあて、もしも足りない場合はローンの残りを手出しすることになります。
所有権の解除方法
所有権が自分になく、信販会社やディーラー名義になっているクルマを売却しようと思ったら、まずは所有権を自分名義に変更する必要があります。
車検証を確認し、「所有者の氏名または名称」に記載されている所有者から、自分の名前に変更します。
この「所有権の解除」手続きで名義を変更するためには、次のような書類が必要となります。
- 印鑑証明書（所有者の印鑑証明）
- 譲渡証明書
- 委任状
- 印鑑証明書（自分の印鑑証明）
- 自動車税納税証明書
- 印鑑
- 自動車検査証（車検証）
- 申請書
- 手数料納付書
- 自賠責保険証
書類が揃ったら、管轄の陸運局へ持参し、クルマの所有権解除手続きと名義変更手続きを行います。
この手続きは、クルマを購入したディーラーなどが代行してくれる場合も多いようです。
自分で手続きするのが面倒な場合は、クルマを購入した店舗に相談してみるのがおすすめです。
少しでも高くクルマを売る方法
ローンが残っているクルマを売却する準備ができたら、いよいよ売却先を選ぶことになります。
一般的に、クルマは下取りに出すか、中古車販売店に買い取ってもらうかの2つの方法があります。
下取りしてもらう場合、人気車種であっても高値で下取りしてもらえる可能性は低くなります。
少しでも高く売りたい場合は、中古車買取業者に買取見積を依頼することです。
買取の場合、全国にある中古車買取店の中から、好きな店を自由に選ぶことができます。
効率よく、愛車を一番高く買い取ってくれる買取店を探そうと思ったら、車一括査定サイトを利用するのがおすすめ。
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注意したいのは、入力した基本情報だけでは、正確な査定金額が分かるわけではないということ。
実際に店舗にクルマを持ち込んだり、自宅まで出張査定してもらって初めて正確な査定金額が出ます。
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さいごに
ローンが残っていても、クルマを売却することはできます。
ただし、
- どのような種類のローンを使用しているか
- ローンの残債がいくらあるのか
によって、売却方法は違ってきます。
ローンが残っているクルマを売却しようと思ったら、まずはどれくらいの金額のローンが残っているかを確認することから始める必要があります。
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