室内は広くて税金も安いし、軽自動車を選ぶメリットは多いんじゃない?
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、軽自動車を選ぶメリットとデメリットが分かります。
一昔前の軽自動車と言えば
- パワーが無い
- スピードが出ない
- 室内が狭い
- 荷物が載らない
といったイメージが強かったのですが、最近の軽自動車は驚くほど進化しています。
室内空間が広く、快適な運転をサポートする機能が搭載された車種もたくさん登場しはじめました。
車体が大きくて排気量のある普通車もいいのですが、コンパクトで燃費の良い軽自動車にも、さまざまな魅力があります。
今回は、軽自動車を選ぶメリットとデメリットについて解説します。
軽自動車を選ぶメリット
運転しやすい
軽自動車を選ぶ一番のメリットは、運転のしやすさにあります。
ボディサイズがコンパクトで、最小回転半径も小さいので、小回りの利く運転が可能。
道幅が狭い道路で離合したり、方向転換するのも普通車より簡単にできます。
そのため、運転が苦手な人や免許を取得したばかりの人にも乗りやすいクルマなんです。
また、ショッピングモールの駐車場やコインパーキングなどには、軽自動車専用の駐車スペースが設けられている場合があります。
普通車の駐車スペースがいっぱいでも、軽自動車専用スペースが空いていれば、堂々とクルマを駐車することができます。
軽自動車は、運転しやすくて狭い場所にも駐車しやすいクルマなんです。
維持費が安い
普通車に比べ、軽自動車は維持費が安く済みます。
税金が安い
軽自動車に限らず、全てのクルマには税金が課せられます。
クルマを所有することで課せられる税金は、ガソリン税や消費税を別にすると、
- 自動車取得税
- 自動車税
- 動車重量税
の3つ。
このうち「自動車税」と「自動車重量税」は、普通車よりも軽自動車の方が安くなります。
「自動車税」とは、毎年クルマの所有者に課せられる税金のこと。
軽自動車の場合は、税額は10,800円。
普通車になると、1.0L以下のクラスの車種でも29,500円課せられます。
軽自動車であれば、年間で約2万円の自動車税を節約することができます。
「自動車重量税」とは、車検ごとにクルマの区分や重量によって課せられる税金のことです。
軽自動車の場合、自動車重量税は一律3,300円と決まっています。
普通車になると、重量1.5t超の場合16,400円。
軽自動車を選べば、13,100円自動車重量税を節約することができます。
自動車保険が安い
クルマの保険は、必ず加入する必要がある「自賠責保険」と、任意で加入する「任意保険」の2種類があります。
「自賠責保険」は、車検ごとに支払う必要があります。
新車でクルマを購入した場合、最初の車検は3年後となりますが、新車購入時に支払う自賠責保険金額は
- 軽自動車・・・37,780円
- 普通車・・・・40,040円
と、2,260円の差があります(2018年現在)。
「任意保険」の場合は、保険会社や補償内容によって金額が違ってきますが、一般的に普通車よりも軽自動車の方が10%~30%ほど安くなる場合が多いようです。
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高速料金が安い
軽自動車は、高速道路や有料道路の料金が割引されます。
NEXCOが運営している高速道路や有料道路では、普通車の料金から20%程度割引された金額で通行できます。
注意したいのは、首都高速や阪神高速、名古屋高速などの都市高速です。
都市高速では、普通車も軽自動車も同額料金を支払う必要があります。
燃費が良い
普通車でも、ハイブリッドカーなど燃費の良い車種はたくさんあります。
でも、ハイブリッドカーの場合、同じ車種のガソリン車よりも車両本体価格が高く設定されています。
クルマに乗る機会が少ない人の場合は、ハイブリッドカーを選ぶメリットが少なくなります。
軽自動車であれば、カタログ値で30km/L程度の燃費となっている車種もたくさんあります。
実際の燃費は20km/L前後となる場合がほとんどですが、それでもフィットハイブリッドやアクアのようなコンパクトハイブリッドカーと同程度。
車両本体価格が高いハイブリッドカーを選ばなくても、軽自動車は優れた燃費性能を持っています。
売買手続きが簡単
軽自動車を購入する際、普通車の場合必要となる実印や印鑑証明が必要ありません。
また、車庫証明も必要ない場合がほとんどです。
普通車を購入する場合は、クルマを保管する場所を用意することが義務付けられています。
でも軽自動車の場合、地域によって車庫証明の手続きが必要な地域とそうでない地域があります。
そのため、軽自動車を新車で購入する場合は、ディーラーに車庫証明が必要かどうかを必ず確認しておいた方が良いでしょう。
なお、普通車の場合は「保管場所証明申請」の手続きが必要ですが、軽自動車の場合は「保険場所届出」という手続きになります。
普通車だと、保管場所を証明する書類などが必要となりますが、軽自動車の場合は届け出をするだけで済みます。
地域によっては、車庫証明が必要な市町村もあります。
高く下取りしてもらえる可能性が高い
燃費の良さや維持費の安さなどから、軽自動車は中古車市場で人気です。
そのため、年式が新しく状態の良い人気車種であれば、普通車のコンパクトカーよりも高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
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軽自動車を選ぶデメリット
安全性は普通車に劣る
以前の軽自動車に比べると、最近の車種は安全性能が格段に向上しています。
それでも、普通車に比べると安全性に劣ってしまうのが、軽自動車を選ぶデメリットと言えるでしょう。
軽自動車は車両本体サイズに制限があるため、ギリギリまでボディを大きくして室内空間を広く取り、車体を軽量化することで燃費性能を上げた造りになっています。
普通車に比べると車体重量が軽いため、ぶつかったときの衝撃は大きくなってしまいます。
また、ぶつかったときの衝撃を吸収するのに役立つ空間も、広い室内空間を確保するためには犠牲にせざるを得ません。
普通車よりもコンパクトで軽量だからこそ、安全面で劣ってしまいがちです。
パワーが小さい
軽自動車の排気量には、660㏄という制限があります。
そのため、普通車と比べると加速やパワー面で劣ります。
大人が4人乗車した状態で坂道をのぼろうとしても、普通車ほどスムーズに加速できません。
長距離移動する場合は、室内空間は広くて快適でも、運転でパワー不足を感じることもあるでしょう。
最大定員は4名
軽自動車の定員は、大人4名までと決められています。
12歳未満の子供の場合は、3人で大人2人分となります。
最近の軽自動車の場合は、室内空間が広い車種も増えているため、乗ろうと思えば大人5人でもゆったり座ることができます。
でも、軽自動車の定員は4人までと決められているため、5人乗ってはいけないことになっています。
乗車定員を違反した場合は、罰金6000円、違反点数1点が減点されてしまいます。
車両本体価格が高い
一昔前の軽自動車は、本体価格が安くて維持費も安いというイメージがありました。
でも、最新の軽自動車は、新車の車両本体価格で200万円を超えるものもあります。
中古車でも、人気の車種だと新車価格に近い値段で売られているものもたくさんあります。
車種によっては、普通車よりも車両本体価格が高いものもあると考えておいた方が良いでしょう。
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さいごに
軽自動車は、コンパクトで取り回ししやすいので、初心者や運転が苦手な人でも乗りやすいクルマです。
何より魅力的なのが、購入後の維持費を安く抑えられること。
車両本体価格は高くても、燃費の良さや税金・保険代が抑えられるので、普通車を所有するよりもお得になります。
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