上手な新車見積書の取り方ってあるの?
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、新車の見積書の取り方と、損しないためにチェックしておきたい見積項目のポイントが分かります。
新車の見積を取ったら、車両本体価格以外に様々な費用がかかっているのに驚く人も多いのではないでしょうか。
購入したいクルマの金額にもよりますが、諸費用は最低でも20万円以上はかかると思っておいた方がいいでしょう。
この記事では、見積書の取り方から、クルマをお得に購入するために押さえておきたい、新車見積書のチェックポイントをご紹介します。
新車見積の入手方法
自動車メーカー公式サイトで見積をシミュレーション
ディーラーに行かなくとも、各自動車メーカーの公式サイトで、オンライン見積を取ることができます。
トヨタやニッサン、ホンダなど、主要な国内自動車メーカーの公式サイトでは、車種別に見積シミュレーションが用意されています。
店舗を訪れることなく、簡単に概算見積を取ることができます。
いきなりディーラーに行くのに抵抗がある方や、忙しい方でも欲しいクルマの価格を知ることができます。
注意したいのは、見積シミュレーションで出る金額は、あくまでも目安の金額ということ。
参考価格と考えた上で、実際にディーラーへ行って商談するのがおすすめです。
新車一括見積比較サイトを利用する
パソコンやスマホを使って、手軽に新車見積もりを取ることができます。
全国にある4,000以上のディーラーが加盟しているサイトなので、自宅近くのディーラーを探すこともできます。
必要事項を入力すれば、登録費用やオプションを含めた総額費用の見積を取ることが可能。
ディーラー店舗を何件も訪問する必要なく、効率的に見積を取れるんです。
複数メーカーの見積を比較できるので、ライバルメーカーの同スペックの車種見積を取っておけば、スムーズに商談が進められます。
\全国の新車ディーラーからオンラインで見積が取れる/
ディーラー店舗で見積してもらう
実際にディーラーの店舗を訪問すれば、欲しい車種の見積をつくってもらうことができます。
まだ欲しいクルマが決まっていない場合も、営業マンに予算や使用用途、家族構成などを伝えることで、条件に合ったクルマを提案してもらうこともできます。
実際に店舗を訪問して話をすることで、親身に対応してくれる営業マンと出会える可能性もありますし、より良い車種を見つけられる可能性も出てきます。
欲しいクルマだけでなく、店舗に用意されている様々なクルマを実際に見たり、試乗できるチャンスでもあります。
見積書を見る際に、押さえておきたいポイント
見積書は、複数取っておくのがおすすめです。
欲しいクルマの見積書を入手するのはもちろん、ライバルメーカーの同スペック車種の見積も入手しておけば、それぞれの見積を比較して価格交渉することもできます。
複数の見積書を入手することができたら、それぞれの内容を細かくチェックしていく必要があります。
見積書には、車両本体価格以外にも様々な項目が記載されています。
ディーラーによって、見積書の書式が違ってくるので、全てを比較するのは面倒な作業かもしれません。
でも、ポイントを押さえてチェックすれば、効率良く見積を比較することができます。
最初にチェックするポイント
見積書を手に入れたら、最初にチェックしておきたいポイントは、依頼した車種やグレード、オプション、カラーになっているかどうか。
営業マンに伝えたつもりでも、実際に出てきた見積書には全く違うオプションが含まれていた、なんてことがあるかもしれません。
営業マンによっては、こちらが希望してないオプションを付け加えていることもあります。
また、見積書にはボディーカラーがホワイトと記載されているのに、「パールホワイトの場合はプラス5万円となります」などと、口頭で説明する営業マンもいるかもしれません。
後々トラブルに発展する可能性もありますので、自分の欲しい車種やグレード、オプション、カラーなどが、見積書にちゃんと反映しているかどうか、しっかり確認しておきましょう。
オプションの明細
見積書には、オプションが記載されています。
メーカーオプションとディーラーオプションに分けて記載されている場合もあります。
ディーラーによっては、型番のみしか書かないところもありますので、注意が必要です。
「純正カーナビ」や「フロアマット」など、型番と品目が間違いないかどうか、カタログと照らし合わせて確認するのがおすすめです。
時々、頼んでないオプションが追加されていることもあります。
「このオプションは必ずつけなければ売れないことになっているんです」
なんて説明してくる営業マンも中にはいますが、その場合は値引きで調整してもらうよう交渉するのもいいかもしれません。
諸費用をチェック
見積書の諸費用欄には、クルマを購入する際に必ず必要となるものと、ディーラーの手数料に関するものが含まれています。
自動車税や自動車所得税などは、必須の諸費用です。
車庫証明が諸費用に含まれている場合もありますが、これは代行手数料と考えてもいいでしょう。
車庫証明は、自分で取ることもできます。
また、納車費用も諸費用に含まれている場合があります。
これは納車の際、自宅まで車を届けてもらうための費用です。
ディーラーまでクルマを引き取りに行けば、納車費用はカットできる場合がほとんどです。
見積書の諸費用欄は、1項目ずつ説明してもらうのがおすすめです。
必要ない項目をカットできます。
値引き額
新車の見積には、値引き額が記載された項目があります。
注意したいのは、値引き額が記載された欄がいくつあるか。
通常、新車を購入する際の値引きは
- 車両本体の値引き
- 用品の値引き
- 下取り査定額
の3つあります。
車両本体金額が記載された項目の近くに「車両本体値引き」の項目が、オプションが記載された項目の近くに「用品値引き」の項目がそれぞれあればいいのですが、ディーラーによっては値引き額がひとまとめにされている場合があります。
値引き額がまとめて記載されている場合は、それぞれ項目別の値引き額を確認しておくのがおすすめです。
「下取り価格」か「下取り査定額」か
現在所有しているクルマを下取りに出す場合、見積書には下取り金額が記載されます。
この金額が、「下取り価格」なのか「下取り査定額」なのかを確認しておきましょう。
下取り車は、ディーラーが引き取る際に必ず名義変更しなければいけません。
その際、リサイクル料金がクルマの所有者に返還されます。
そのため、下取り価格にはリサイクル料金がプラスされることになります。
一般的に、見積書に「下取り価格 50万円」と記載されている場合は、リサイクル料金が含まれていないことになります。
「下取り査定額 50万円」と記載されている場合は、リサイクル料金が含まれていることになります。
下取り車がある場合は、リサイクル料金がどうなるか確認しておくのがおすすめです。
さいごに
新車を購入する際は、できるだけ複数の見積書を取って比較するのがおすすめです。
同じ車種でも、ディーラーによって総額が違ってくる場合がありますし、ライバル車種と比較することで、価格交渉がしやすくなります。
注意したいのは、ディーラーでもらった見積書を、別なディーラー営業マンには見せないということ。
見積書を見せられた営業マンからしてみれば
「自分が出した見積書も、他社の値引き交渉の材料に使われるんじゃないか」
と、あまり良い印象は持たないはずです。
お互い気持ちよく商談できる関係が築ければ、新車購入時だけでなく、購入後も末永く良い付き合いができるでしょう。
その方が結果的に、お得にクルマを購入できたことになります。
新車の見積書をしっかり確認しておくということは、値引き交渉のためだけでなく、お互い気持ちよくクルマを売り買いするために必要です。
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